あきのエンジェルルーム 略歴

2014年09月03日

就活を乗り切る合言葉!「いつも心にエンジェルを」♡Vol.1

 はじめまして。朝日学情ナビの副編集長の奥村晶(あき)です。「今日の朝刊」月曜版「ニュース★あらもーど」を担当しています。略歴にもありますが、新聞記者10年、雑誌記者・編集者10年。この春まで、子どもたちにニュースをわかりやすく解説する月刊誌「ジュニアエラ」の編集長をやっていました。プライベートでは、ガテン系で不在がちの夫と、小学2年の娘がいます。

 私が就職活動をしていたのはバブル崩壊前夜の1991年。いわゆる超「売り手市場」のときですから、いま就活に悩めるみなさんにアドバイスなどおこがましいのですが、社会人として、妻として、母として、走り続けてきた20年間には、もしかしたら、みなさんのお役に立てる情報が少しはあるかもしれない。そんな気持ちからこの連載を始めました。
 海外の大学でMBAを取ったとか、記者として特ダネを連発したとか、そんな華麗な経歴はありません。ごくごくフツーの記者・編集者です。ファッション誌などに登場する“ハンサム・ウーマン”ともほど遠いですが、後輩たちに、「○○さんみたいになりたい」ではなく、「○○さんでもできた」、だから「私にもできるはず」と思ってもらえるロールモデルになれたらいいな、と思って働いてきました。もちろん、順風満帆とはいえない日々です。でも、働く女性のターニングポイント(退職のきっかけ?)となる、結婚も、出産も、夫の単身赴任も乗り越えて、どうにかこうにか働き続けています(写真:PIXTA)。
 この連載は、就活に疲れた女子のための「保健室」をイメージしています。保健室の先生が、擦り傷にやさしく絆創膏を貼ってくれたように、仮病を見逃して簡易ベッドを貸してくれたように、みなさんに、ひとときリフレッシュしてもらえたらうれしいです。
 でも、どうやって!? そこで出てくるのがタイトルの「エンジェル」です。 
 みなさんは「天使の分け前(エンジェル・シェア)」という言葉をご存じですか? 同じタイトルの映画もありましたし、お酒を飲む人なら知っているかもしれませんね。
 ウイスキーなどが樽熟成する過程では、時間が経つにつれて少しずつアルコールが揮発し、最初に詰めた量より中身が減ってしまいます。お酒の量が減ることは生産者にとっても、飲む人にとっても、ありがたくはないこと。なのに、これを「天使が飲んだ分」つまり「天使が飲むくらいおいしい」と喜ぶ、そんなおおらかな感性から生まれたのが「天使の分け前」という言葉です。
 天使なんてどこにもいないじゃない、バッカじゃないの!? と思うより、なんだかハッピーな気がしませんか? 私はウイスキーはもちろん、ワイン(特に年代物)の栓を抜くときにも、エンジェルの姿がふと頭に浮かび、顔がフニャーとなります。

 小さなアンハッピーも「天使のいたずら」と思ってしまえば、笑顔で切り抜けられる。もちろんハッピーな出来事なら「天使のおかげ」とウキウキしていればよいのです。
 「いつも心にエンジェルを」を合言葉に、自分が幸せな気持ちになれるきっかけ、私流に言えば「エンジェル」な出来事、「エンジェル」な人との出会い、「エンジェル」なモノについて書き連ねつつ、ときどき真面目に、社員や顧客、社会にハッピーを提供している「エンジェル企業」について、勝手連な感じで紹介していきたいと思います。

 まずは気楽におつきあいください。