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(写真は、マレリ本社=2022年2月、さいたま市北区)
★【国際】核禁会議が始まる 国連事務総長「核戦争の可能性ありうるレベルに」(6/21.Tue)
核兵器の保有や使用を全面的に禁じる核兵器禁止条約の第1回締約国会議が21日、ウィーンで3日間の日程で始まった。ウクライナに侵攻したロシアが「核の脅し」を続けるなか、核兵器が使われることへの強い懸念の声が相次いだ。唯一の戦争被爆国でありながら条約を批准していない日本政府は、オブザーバーとしての参加も見送った。条約は核兵器の開発や実験、保有や使用のほか、使用をちらつかせる威嚇も禁じる。昨年1月に発効したが、批准した65カ国・地域以外に効力は及ばない。核保有国の米国、ロシア、中国、英国、フランスは条約に反対の姿勢を貫く。会議には、条約を批准していない約30のオブザーバー国を含む80を超える国・地域が参加。オブザーバー国には、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のドイツ、ベルギー、オランダ、ノルウェー、加盟申請中のフィンランドやスウェーデンのほか、オーストラリアも名を連ねた。
核兵器禁止条約の第1回締約国会議は最終日の23日、核廃絶への決意を示す政治宣言と、批准国の方針を記した「ウィーン行動計画」を採択し、閉幕した。宣言では核保有国の「核の傘」の下にある国も「真剣な対応を取っていない」と批判。一方で、核保有国との対話もめざす内容になった。(6/23.Thu)
★【政治】岸田政権に安定か緊張か 参院選公示、物価高騰・防衛力が争点(6/22.Wed)
参院選が22日、公示された。7月10日の投開票に向け、物価高騰や円安対応、ウクライナ情勢を受けた日本の防衛力のあり方を主な争点に、昨秋発足した岸田政権の実績と姿勢が問われる。向こう3年にわたり大型国政選挙が行われない可能性が取りざたされる中、安定的な政権基盤を維持するのか、野党が議席を伸ばし、国会に緊張感をもたらす政治状況をつくるのかが焦点となる。参院の定数248のうち、選挙区74、比例区50の計124議席と、「合併選挙」で埋める神奈川選挙区の欠員1を合わせた125議席を争う。自民党総裁の岸田文雄首相は、非改選も含め与党で過半数(125議席)となる56議席を勝敗ラインに掲げている。
参院選については、こちらも読んでみてください。
●今さら聞けない!?参院選「基本のき」 衆院選との違い、投票方法は?【時事まとめ】
★【経済】マレリHD、民事再生法の適用を申請 負債1.2兆円、戦後最大級に(6/24.Fri)
自動車部品大手のマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)は24日、民事再生法の適用を東京地裁に申請したと発表した。私的整理の一種である事業再生ADR での経営再建を目指していたが、この日の債権者集会で全債権者の同意を得られず、不成立に終わった。信用調査会社の帝国データバンクによると、負債総額は約1兆2000億円。製造業の経営破綻(はたん)では、戦後最大級となる見込み。マレリは「国内外の事業子会社や、取引先に影響がでることはない」としている。
★【国際】中絶の権利認めた判決覆す 米連邦最高裁、半世紀ぶりに判例見直し(6/24.Fri)
米連邦最高裁は24日、人工妊娠中絶を憲法で保障された権利として初めて認めた1973年の判決を覆す判断を示した。これに基づき、多くの州で中絶の禁止を含む規制強化への動きが予想される。世論を二分するテーマでの約半世紀ぶりの判例変更で、11月の中間選挙に向けても中絶問題が大きな争点になりそうだ。1973年の判決を覆すことに賛成したのは保守派の5人の判事。多数意見として、「憲法は中絶について何ら言及しておらず、いかなる憲法条項によっても暗黙に保護されてはいない」と指摘した。1973年判決について、「最初から大きく間違っていた。その論拠は極めて弱く、この判決は有害な結果をもたらした」と結論づけた。今回の判決で中絶の規制は各州に委ねられることになる。米メディアによると、全米50州のうち約半数の州で中絶を禁止したり、条件を厳しくしたりする措置が取られる見通しという。
★【社会】政府、初の「電力需給逼迫注意報」発令 27日の節電呼びかけ(6/26.Sun)
政府は26日、東京電力管内の電力需給が27日夕に厳しくなるとして、「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」を初めて出した。27日午後3~6時に節電に協力するよう企業や家庭に呼びかけた。厳しい暑さにより、電力供給の余裕を示す「予備率」が5%を下回る見通しのため。
張り出した太平洋高気圧の影響で、26日も東日本や九州を中心に記録的な暑さとなった。気象庁によると、午後3時時点で、全国914の観測地点のうち29地点で35度以上となり、このうち東京都内の3地点(千代田区、練馬区、青梅市)では観測開始以降初めて、6月に2日連続で猛暑日を記録した。
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