でも、もし、このソース事件が、空のコップ、穏やかな気持ちのときに起きた出来事だったら、そこまで怒ったでしょうか?
そんな不幸な偶然の積み重ねによる心の「暴発」を防ぐのが、最近話題の「アンガーマネジメント」です。コップが満杯になる前に水を抜くことや、トレーニングによってコップそのものを大きくすることができます(写真:PIXTA)。
アンガーマネジメントは「怒らない技術」、ではありません。怒るべきときは怒ってよいのです。
怒りの相手に対しては、「犬のウ○チ踏んじゃえ」程度の小さな毒を吐くことで、水を抜きましょう。それでも爆発しそうなときには、とにかく「6秒」だけ、待ってみましょう。
7の倍数を言える限り、口に出して数えてみるとか、目の前にある何か、机についたキズを探してみるとか、パターンはいろいろあります。人の怒りのピークは6秒といわれています。そのピークの時間をやりすごすことで、「怒り」の暴発を防ぐのです。