2014年11月28日

衆院選マップ「#投票する?」に意見を投稿しよう

テーマ:政治

ニュースのポイント

 衆院総選挙が週明けの2日に公示され、選挙戦がスタートします。安倍首相は「アベノミクス解散」を争点にあげましたが、野党や市民からは集団的自衛権の行使容認や震災復興などへの取り組みを問う声もあります。朝日新聞デジタルでは投稿マップを設け、皆さんの意見を募っています。マップをのぞき、あなたも意見を投稿してみませんか。

 今日取り上げるのは、社会面(37面)の「#投票する?2014衆院選/投票 行きますか」です。まずは紙面に載った4人の意見の概略を――。
◆ウェブマガジン代表 鈴木耕さん(69)=アベノミクスの是非の信を問うなんてうそ。本音はいまやれば勝てると踏んだのでしょう。この選挙大反対だけど行く。原発再稼働、集団的自衛権の行使容認、特定秘密保護法。問いたいことはたくさんある。安倍首相を争点にして投票しようと思う。

◆BNPパリバ証券投資調査本部長 中空麻奈さん=安倍政権は消費増税を先送りし、世代間格差是正のための増税より景気対策の継続を優先させた。アベノミクスの中身を知り議論することは意味がある。野党の経済対策もよく比較する必要がある。各党がわかりやすいメッセージを示してくれるよう望む。

◆ラッパー ダースレイダーさん(37)=争点は政治家ではなく投票者が各自で決めるもの。クラブ規制に関する風営法改正活動で何度も政治家に会った。同じ政党でも考え方はそれぞれで、政治家個々人の活動にも注目するように。個人の活動や意見が比較しやすくなるよう候補者同士が議論してネットで生中継すればいい。

◆ブロガー・作家 はあちゅうさん(28)=争点は何ですか。何が最も大事な政治課題なのか分からない。選挙なんてどうでもいいという気持ち。でも選挙に行かないとは言いづらい。ムードに押され投票する感じ。同世代の政治家が増えた時、若い人の目が政治に向くと思う。
(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 昨夏の参院選のときはまだ未成年だったため、今回が初めての投票という人もいると思います。投票は社会参加の第一歩です。必ず行ってくださいね。今回の選挙は争点が分かりづらいと言われています。安倍首相は、①増税先送り判断の是非 ②2017年4月に確実に10%に引き上げ ③経済政策アベノミクスの評価――について国民の信を問うと言いました。でも、前回の衆院選では大きな争点にならなかった原発再稼働の是非や、この2年間で決まった集団的自衛権の行使容認、特定秘密保護法、沖縄の米軍普天間飛行場の辺野古移設など、問うべきテーマはたくさんあります。

 記事に登場する中空さんは、各党の公約にあれもこれも盛り込まれると違いが分かりづらくなり、「勝つとすべて信認されたようになるのも困りもの。それが嫌で選挙に行かない人も多い」と指摘。一方でダースレイダーさんは、一人ひとりの政治家の活動や意見の違いが分かりやすくなれば選挙への関心も上がると主張するなど、まさに意見はさまざまです。

 朝日新聞デジタルの特集ページ「#投票する?」(入り口は下に)では、「投票する/しない」と「争点はアベノミクス/アベノミクスじゃない」を選んで、マップに投稿する仕組みです。すでに多くの人が投稿してコメントを書き込んでいます。まずは、いろんな人の意見を読んでみましょう。最大100文字、匿名OKですから、あなたも思ったことを気軽に投稿してみてください。多様な意見に触れて、自分の意見を表明する。みなさんがこれから社会で求められる力です。就活の面接やグループディスカッションでも、こうした力が問われますよ。

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