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プロ野球日本ハムの大谷翔平選手(20)の10勝10本塁打という記録です。投手としてシーズン中に2桁勝利を挙げ、打者として2桁のホームランを打ったのは、日本のプロ野球史上初の快挙。投手と打者を兼務する「二刀流」の頂点ともいうべき大記録を、プロ入り2年目で達成するなんて、ただただ脱帽です。
もう一つ、レスリングの吉田沙保里選手(31)がウズベキスタンでの世界選手権で優勝、2002年の初優勝から、オリンピックを含め、15大会連続で世界一を達成しました。しかも、今回は55キロ級から53キロ級に階級を変更したばかり。「最強」という言葉がこれほど似合うアスリートはいません。
錦織選手の「世界一」も見たいですが、この2人の「大記録」がどこまで伸びるか、こちらからも目が離せません。
今日から3連休、月曜は「敬老の日」です。今回は特別に土曜に「ニュース★あらもーど」をお届けします。火曜~金曜日の「今日の朝刊」通常版とともに、ご活用ください。(副編集長・奥村 晶)
ニュースダイジェスト
★【政治献金】経団連、献金呼びかけ再開 安倍政権の支援強化(9/8.Mon)
経団連が5年ぶりに政治献金への「関与」を復活させる。榊原定征(さだゆき)会長が会員約1300社に対し、政治献金をするよう「呼びかけ」を再開する方針を正式に表明した。献金する、しないは企業が自主的に判断するが、その際、経団連がつくる政党への政策評価を「各企業の判断材料の一つにしてもらう」(榊原会長)としており、結果として自民党への献金につながるとみられる。
経団連はかつて、具体的な献金額を業界団体や企業に割り振る「あっせん方式」をとっていたが、2004年にそれより緩い「呼びかけ」の形になった。民主党政権誕生後の2010年に、その「呼びかけ」も中止。それに伴い自民党への企業・団体献金は年30億円程度から、13億円ほどまで減っていた。
★【ラスカー賞】森・京大教授にラスカー賞 日本人7人目(9/8.Mon)
「米国のノーベル賞」と呼ばれるラスカー賞の基礎医学部門に、細胞内の器官の異常を解消する仕組みを解き明かした森和俊・京都大学教授(56)ら2氏が選ばれた。日本人のラスカー賞受賞は7人目。森教授は京大卒業後、1989年に米テキサス大に留学。細胞内にある「小胞体」のなかにたまった不良品のたんぱく質が、細胞に悪影響を及ぼさないようにする仕組みを研究した。米カリフォルニア大サンフランシスコ校のピーター・ウォルター教授との共同受賞。
ラスカー賞は米国でもっとも権威のある医学賞で、受賞者の2割以上がノーベル賞を受けている。2012年のノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥・京大教授も2009年にラスカー賞を受賞している。
★【天皇実録】昭和天皇の動静、克明に 87年の生涯「実録」公表(9/9.Tue)
宮内庁が昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」の内容を公表した。側近の日誌などをもとに天皇の動静が克明に記され、新たな資料や回顧録の存在も明らかになった。宮中でも明治期にクリスマスの習慣があったことなど、幼少期の逸話も多く盛り込まれた。同庁によると、編集には約3000件の資料が使われた。
実録は計61冊で約1万2000ページ。宮内庁は約24年5カ月をかけて完成させ、8月21日に天皇、皇后両陛下に献上した。近く入札で出版社が決まり、5カ年計画で一般向けに出版される。
★【原発】川内(せんだい)原発、規制委が許可 新基準審査で初めて(9/10.Wed)
原子力規制委員会が九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)について、安全対策の主要部分が、東日本大震災後の新たな規制基準を満たすとする「審査書」を正式決定し、法に基づく設計変更の許可を出した。審査書決定は全国の原発で初めて。再稼働に向けた主要な審査を終えたことになり、今後は残りの認可手続きと地元の同意手続きが焦点になる。再稼働が可能になるのは早くても年明けになる見通し。
川内原発がある薩摩川内市や鹿児島県は再稼働に前向きだが、桜島など周囲で起こる巨大噴火の兆候を観測でとらえられるとの九電の方針には火山学者から異論も出ている。県は10月9日から30キロ圏内の5カ所で審査結果の説明会を開く。
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