2025年10月16日

【27卒学生の就活ルポ】心は地元金融機関に絞る【サッカーさん5】

テーマ:27卒学生の就活ルポ

 秋に入って加速している2027年卒(大学3年、修士1年)の就活をルポする連載。今回は、国公立大文系学部男子学生のサッカーさんが5回目の登場です。本命の地元金融機関に続き自治体のインターンシップにも参加したサッカーさんですが、いっそう本命企業への思いが強くなったようです。秋以降は選考参加企業を絞り、本命への内定をめざして対策をすすめたいと語ります。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【首都圏国公立大文系学部 3年男性 サッカーさん】

■<インターンシップ>自治体のインターンで民間との違い感じる
 9月は地元自治体のインターンシップに参加しました。3日間の予定が天気の都合で2日に短縮されましたが、移住者へのインタビューや情報発信の手伝い、地域起こし協力隊の方のお話を聞いたり災害関係の打ち合わせを見学したりしました。今回接した公務員の方々はみなさん優しくていい方ばかりでしたが、職場の雰囲気は部署トップの方の人柄に左右されているのかも、とも思いました。いま第一志望の地元金融機関よりも、仕事は楽そうに感じましたが仕事の幅はあまり感じられず、志望度はそこまで上がりませんでしたね。ほかにも大手生命保険会社のインターンシップにも前月に引き続き参加しましたが、地元限定の職種は女性を優先して案内しているようで、自分の志望とは違うなという印象はそのままでした。

■<就活対策>志望度高い地元金融機関に絞って活動
 ここからは、志望度の高い地元の大手金融機関2社に集中して就職活動を進めていこうと思っています。地元地銀では夏インターンの参加者向けに「同窓会」的なイベントがあり、インターンシップの振り返りや人事の方との座談会をしてきました。早期選考の話は具体的には出ませんでしたが、何かルートがあるようです。就活サービス会社のメンターさんにも手伝ってもらい、面接対策として企業の過去問調べや、静岡関連のニュースチェックもして地域に根ざした質問にも答えられるよう準備を進めています。志望企業がある程度絞れたので、秋冬のインターンシップはいまのところ参加企業を増やすことは考えていません。気持ち的にも落ち着いてきて、大学が始まるまでは地元で釣りをしたりしてのんびりしています。

◆朝日新聞デジタルのベーシック会員(月額980円)になれば毎月50本の記事を読むことができ、スマホでも検索できます。スタンダード会員(月1980円)なら記事数無制限、「MYキーワード」登録で関連記事を見逃しません。大事な記事をとっておくスクラップ機能もあります。お申し込みはこちらから

アーカイブ

テーマ別

月別