2020年03月09日

トランプ氏に挑む民主党候補は…バイデン氏vsサンダース氏に【週間ニュースまとめ3月2日~8日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 新型コロナウイルスの感染が世界に広がる中、アメリカでは民主党の大統領選候補者選びが進んでいます。3日に行われた14州の予備選挙の結果、穏健派のジョー・バイデン氏(77)と革新派のバーニー・サンダース氏(78)の一騎打ちの様相になりました。共和党は現職のトランプ大統領(73)が候補者になるのは確実です。大統領選は11月に行われ、選ばれた人は来年1月に就任します。今の段階で言えることは、誰がなっても70歳台の大統領になることです。任期は4年ですので、任期を終えるときにはサンダース氏なら83歳、バイデン氏なら82歳、トランプ氏なら78歳になっています。肉体や精神の衰えには個人差がありますので、一概には言えませんが、任期中に健康を害す可能性は若い世代より大きいことは間違いありません。アメリカの大統領がそのポストを務めることができなくなったときには副大統領が務めることになっています。大統領は副大統領を発表してセットで選挙に臨みます。今回の大統領選は副大統領候補も大いに注目される選挙になりそうです。アメリカ大統領は世界で最も大きな権力を持つ人です。世界経済にも大きな影響があり、日本企業の採用者数にも影響を与えます。関心を持って見てほしいと思います。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色清)

(写真は、聴衆に向かって演説するジョー・バイデン前副大統領=2020年3月3日、米カリフォルニア州ロサンゼルス)

【経済】米FRB、0.5%の緊急利下げ決定 新型肺炎の影響(3/3.Tue)

 米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす悪影響を踏まえ、政策金利の誘導目標を「年1.50~1.75%」から0.50%幅引き下げ、「年1.00~1.25%」とすることを決めた。米金融市場の乱調や世界の製品供給網の混乱などで経済への打撃が広がりつつあり、3月中旬に予定していた定例の連邦公開市場委員会(FOMC)を待たずに、異例の緊急利下げに踏み切った。

【社会】河井夫妻の秘書ら3人を逮捕 参院選運動員買収容疑(3/3.Tue)

 昨年7月の参院選での河井案里参院議員(自民、広島選挙区)の選挙運動をめぐり、車上運動員法定上限を超える報酬を支払ったとして、広島地検は3日、案里氏と夫で前法相の克行衆院議員(自民、広島3区)の各秘書や陣営幹部ら男性3人を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕し、発表した。同地検は認否を明らかにしていない。秘書らの逮捕に発展したことで、今後の司法判断によっては候補者の当選が無効となる「連座制」が適用される可能性も出てくる。3人は昨年7月の参院選をめぐって、選挙カーに乗る車上運動員14人に対し、公選法と同法施行令に基づく法定上限の日当1万5000円を上回る報酬を支払った疑いがある。報酬は計204万円にのぼったという。

【国際】穏健派バイデン氏が躍進 サンダース氏と一騎打ちの様相(3/3.Tue)

 11月の米大統領選に向けた民主党の候補者選びで、14州が一斉に予備選を行う「スーパーチューズデー」の投開票が3日、あった。CNNによると、穏健派のジョー・バイデン前副大統領(77)がテキサス州を含めて少なくとも9州で勝利し、獲得代議員数でもトップとなった。一方、革新派のバーニー・サンダース上院議員(78)も人口が最大のカリフォルニア州など4州で勝利した。候補者の指名争いは、この2人の一騎打ちの様相となった。

【社会】中韓からの入国大幅制限 指定場所で2週間待機要請(3/5.Thu)

 安倍晋三首相は5日、新型コロナウイルス感染症対策の一環で、中国(香港・マカオを含む)と韓国からの入国を制限する新たな措置を発表した。両国向けの発行済みの査証(ビザ)の効力を停止するほか、検疫を強化。両国からの入国者は日本人を含めて全員、検疫所長が指定する場所で2週間待機してもらうことを要請する。中韓両国からの入国を大幅に制限し、感染者の流入を減らす狙いだが、幅広い往来の制約ともなり、経済などに大きな混乱が生じる恐れもある。
 これに対し、韓国外交省は6日、日本人に認めている査証(ビザ)免除措置(90日以内)と発行済み査証の効力を停止すると発表した。事実上の対抗措置で、すでに入国した人は除き、9日午前0時から適用する。

【社会】新型コロナ感染、世界累計10万人超す 5万7千人回復(3/7.Sat)

 新型コロナウイルスの感染者数が7日、累計10万人を超えた。米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)などの集計によると、日本時間の同日午後、感染者数は10万3735人となった。昨年12月に中国で初の発症者が出てから約3カ月で、100カ国・地域へと広がった。世界保健機関(WHO)や米疾病対策センターの情報をまとめたCSSEのデータなどによると、感染者数が最も多いのは中国。次いで韓国、イラン、イタリアとなっている。死者は18カ国・地域で計3519人に上り、2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の死者774人の4倍以上となった。一方、37カ国・地域で計5万7000人以上が回復した。

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