(写真は、日本航空のCAに内定した日大の亀屋歩南さん)
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(写真は、日本航空のCAに内定した日大の亀屋歩南さん)
就活になぜニュース?
◆伊藤忠商事「好奇心を持ってアンテナを高く張ることは商社パーソンにとって重要な資質です。最近では、トランプ米大統領や英国のEU離脱などに関する考え方について質問したこともありました。正解はないので、答えの内容もさることながら、その場で考えて自分の言葉で自分の意見を話せるかを見ています。細かい知識は求めませんが、『まったく興味も関心もない』のは困る。ただ、弊社に来る学生は基本的に新聞は読んでいますね」
◆りそな銀行「ニュースには敏感になってほしいし、できている学生は評価する。世の中の動きを全く知らない人は厳しい。仕事でも大事な力ですから、学生には幅広い好奇心をもっていてほしい。アンテナをくるくる回して関心を広げているか、情報をどう整理しアウトプットしているか、ポテンシャルを見ています」
◆NTTデータ「世の中の動向や将来世の中がどう動くかを自分なりに理解したうえで、自分はこうしたい、そのためにこの会社でこういうことをやりたい、というのが望ましい。正しい方向を向くためには、世の中の方向をしっかり理解していなければいけません。そのためにはテレビや新聞、周りの人とのコミュニケーション、大学の授業などからきちんと情報を取ることが必要です」
企業は日々世の中のニーズを探って商品やサービスを開発しています。だから、常に「アンテナ」を張って情報収集できる人を求めているのです。ニュースに敏感というだけで評価する企業がある一方、ニュースに関心のないことがわかってしまったら「即アウト」という会社も。アンテナを張ることが求められるのは、文系だけでなく理系の学生も同じです。
(写真は、伊藤忠人事・総務部 採用・人事マネジメント室長の甲斐元和さん)
ニュースを「自分ごと」に
◆全日本空輸「日頃からどう情報と接しているかには興味があります。情報感度が高くて魅力的な人は、新聞も含めて様々な情報の取り方をしている。面接で航空業界のニュースが話題に出ることもあります。知識を持っていることが重要なのではなく、その質問を通じて熱意をはかることが多い。熱意がある人は自然と最新の情報にも敏感になりますよね」
◆カゴメ「情報に触れて終わりではなく、自分の学校ではどうか、家族はどうか、自分の周りに落とし込んで考え、それをきっかけにチャレンジしたことを知りたい。食品メーカーは消費者に身近な商品を扱うので、消費税が上がったらどういう影響があるかとか、関心事を仕事につなげていくことが大事。視野をどんどん広げてほしい」
◆横浜銀行「新聞の1面でもNHKの7時のニュースでもローカルニュースでも何でもいい。新聞に載っているまま、ありきたりな評論家みたいなことを言う人もいるし、社会の出来事に自分なりの解釈を加える学生や、身近な出来事を『こう心が動かされました』『こうしたい』と語ったりする人も。どういう思考をして、他人に何を伝えようとしているのか『頭の整理』の仕方を見ています。ニュースについても日頃から収集して整理しておくのが望ましい」
最新の業界ニュースを話題にできると、それだけで「熱意」が伝わります。単にニュースの説明や解説をしても社会人には響きません。自分の体験にひもづけて語る。「自分ごと」として話すのがポイントです。
内定者の朝デジ活用法
◇横浜銀行に内定した若尾美紘さん(法政大人間環境学部)=写真
・面接がある企業や業界のニュースを読んでから臨んだ
・朝デジの「MYキーワード」「過去記事検索」をフル活用。新聞を毎日チェックしておくことが安心材料になり自信になった
◇博報堂に内定した齋藤雄太さん(立教大文学部)
・流行や社会の出来事を知るために図書館などで新聞各紙に目を通し、気になる記事はスクラップ
・サークル活動もせず就活の人脈もなかったため、ニュースなどを情報収集して理解する努力で勝負
◇日本航空客室乗務員に内定した亀屋歩南さん(日本大商学部)
・就活を始めた3年生の冬から新聞を毎朝読むように
・よく質問された「最近気になったニュース」には、航空業界のニュースや気持ちが温かくなる記事について、自分の体験に引きつけて話した
新聞に目を通すことや、業界ニュースを押さえておくことが自信につながることがわかりますね。詳細は下のリンクから記事本文を読んでください。
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世の中にアンテナを張るのは、何も「就活のため」だけではありません。働き始めてから本格的に必要になる力です。就活を機に今から身につけておきましょう。
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