2017年11月13日

東京五輪→大阪万博→札幌五輪 志望業界どう関わる?【週間ニュースまとめ 11月6日~12日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 2026年といえば、あと8年ちょっと。就活生の多くは、30歳前後でしょうか。札幌市はこの年に冬季五輪を開催したいと名乗りを上げました。その前年の2025年には大阪市が国際博覧会(万博)を誘致しようとしています。2020年にある東京五輪のあと心配される景気後退を、大規模なイベントを続けて開催することで防ごうという狙いがあります。この東京五輪、大阪万博、札幌冬季五輪の流れは、1964年、1970年、1972年にこの順番で開催し、高度経済成長を花開かせた夢の再来でもあります。こうした大規模なイベントの場合、ほとんどの業界が何かしらの関わりを持ちます。皆さんが実社会に出て早々にこうしたイベントにかかわる仕事をするかもしれません。大阪万博と札幌冬季五輪の開催はまだ決まっていませんので、関心を持って行方を見ていきましょう。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色 清)

(写真は、1972年の札幌五輪でスキージャンプ70メートル級の表彰台を独占した「日の丸飛行隊」。左から金野昭次=銀、笠谷幸生=金、青地清二=銅・故人の各選手)

週間ニュースまとめ

【国際】トランプ氏「日本の膨大な兵器購入、重要」日米首脳会談(11/6.Mon)

安倍晋三首相は6日、来日中のトランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で首脳会談を行った。北朝鮮に対する圧力を最大限に高めることで一致。安倍首相が提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」を共通の方針として掲げることでも合意した。良好な同盟関係を示したものの、米側が貿易赤字の解消を求める通商問題は継続協議とした。

【経済】日経平均、バブル後最高値超す 終値2万2937円(11/7.Tue)

 7日の東京株式市場は日経平均株価が300円以上上昇し、バブル崩壊後にいったん株価が戻った時の最高値(1996年6月26日、2万2666円)を上回った。終値は前日と比べて、389円25銭高い2万2937円60銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は同20.63ポイント高い1813.29。出来高は17億3千万株。
(業界研究ニュース「好景気で株価上昇 追い風吹く証券業界」)

【スポーツ】26年冬季五輪、札幌が名乗り 経費は最大4565億円(11/9.Thu)

 2026年冬季五輪招致の国内候補都市の募集が9日締め切られ、札幌市が届け出た。日本オリンピック委員会 (JOC)は他国の動きを見ながら、来年3月までに札幌市が正式に立候補するかを決める。札幌市の秋元克広市長はこの日、「コストを抑えた持続可能な大会の実現に向け、国際オリンピック委員会(IOC)などと協議するとともに26年大会の実現性を総合的に見極めていきたい」とする文書をJOCに提出。1972年以来2度目となる冬季五輪の招致を目指す意向を改めて示した。

【社会】加計獣医学部、新設へ 文科省審議会が認可答申(11/10.Fri)

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が運営する岡山理科大の獣医学部新設をめぐり、林芳正文部科学相は10日、大学設置・学校法人審議会(大学設置審)が新設を認める答申をした、と発表した。林氏は「答申を尊重し、速やかに判断する」と述べており、獣医学部は認可されて来春開学する見通しだ。
 
【経済】TPP、20項目を凍結 米抜き「大筋合意」発表(11/11.Sat)

 米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP)参加11カ国が11日、ベトナム・ダナンで開かれた閣僚会合で大筋合意した内容を発表した。米国が離脱する前の協定のうち、関税撤廃や削減のルールは変えない一方、知的財産分野を中心に20項目の効力を凍結することを決めた。閣僚合意後にカナダが異議を唱えるなど、11カ国が足並みをそろえて発効できるのか、不安も残した。

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