2017年09月11日

桐生選手が9秒98! 就活も努力次第【週間ニュースまとめ 9月4日~10日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 とうとう日本人が9秒台を出しました。陸上の男子100メートルの話です、と説明しなくてもビッグニュースですからわかりますよね。世界に遅れること49年、日本人の誰も破れなかった10秒の壁を、東洋大の桐生祥秀(きりゅう・よしひで)選手がついに突破しました。農耕民族の日本人に短距離走は向いていないと言われることもありましたが、ここ10年くらいでしょうか、日本の短距離陣はじわじわと強くなっています。オリンピックや世界選手権のリレーで日本人がメダルを取るなんてかつては思いもしませんでしたが、最近はそれほど驚かなくなりました。桐生選手の後に続きそうな選手たちの顔が何人も浮かぶ状況です。人はうまくいかないときは、その理由を資質や環境や運に求めがちです。でも本当は努力や工夫が足りなかったということはよくあります。就活も努力や工夫次第でうまくいく可能性が高まります。がんばりましょう。
(朝日新聞社教育コーディネーター・一色 清)

(写真は、電光掲示板の前で笑顔を見せる東洋大4年生の桐生祥秀選手=2017年9月9日撮影)

週間ニュースまとめ

【国際】トランプ政権「移民の若者救済」撤廃へ 議会から反発も(9/5.Tue)

 米国のセッションズ司法長官は、子どもの時に親に連れられて米国に移り、そのまま暮らす不法移民の若者を強制退去の対象としない移民救済制度「DACA(ダカ)」について、6カ月の猶予期間を設けた上で撤廃すると発表した。対象者は「ドリーマー」と呼ばれ、国内に約80万人おり、議会や世論から反発の声が出ている。これを受けてトランプ政権は、米連邦議会に対し、6カ月間の猶予の間に現行に代わる制度を立法化するよう求めた。米ニューヨーク・タイムズによると、議会が期限までに立法化できなければ、対象の若者が強制退去に直面する可能性があるという。

【労働】マクドナルド、主婦を積極採用へ 学生よりも離職率低く(9/5.Tue)

 日本マクドナルドは、専業主婦のアルバイト採用を強化すると発表した。同社は学生がアルバイトの主流だが、短時間でも専業主婦に働いてもらい、深刻化する人手不足の解消を図るねらいだ。外食に加え、小売業界などでも専業主婦の積極採用を進める動きが出ている。専業主婦の採用につなげるため、全国約2900店で体験会を実施する。5日から10月末までの間、各店舗が決めた日に実際の仕事を約30分体験できる。ウェブや電話での申し込みのほか、「飛び入り」でも参加できる。職場の雰囲気を知ってもらい離職を防ぐのが狙いで、体験会を通じて数万人の採用を予定。週1回2時間から働けるという。

【自動車】日産、リーフを全面改良 初代の2倍、航続400キロ(9/6.Wed)

日産自動車は、2010年の発売以来、初めて全面改良した電気自動車(EV)「リーフ」を公開した。フル充電で走れる航続距離を初代の2倍の400キロへ延ばし、価格は従来と同水準に抑えた。EVの開発競争が世界的に激しさを増す中、より幅広い普及を目指す。日本での発売は10月2日。来年1月以降、米国や欧州など60以上の市場で売り出す。年間の世界販売台数は従来の2倍の10万台規模を目標としている。リーフは17年7月までに世界で約28万台を販売する、最も売れたEV。ただ、航続距離の短さや、電池のコストを反映した価格の高さなどがネックだった。価格は三つのグレードで消費税込み315万360~399万600円。15年に一部改良した航続距離280キロのモデルに比べ、約2万8千~13万5千円安くした。

【政策】屋内原則禁煙、都が条例制定へ 受動喫煙防止で国に先行(9/8.Fri)

 他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙を防ぐため、東京都は公共施設や飲食店などを原則屋内禁煙とする罰則付きの条例を定める方針を発表した。今年度中に都議会に条例案を提出し、ラグビーワールドカップ(W杯)開催前の2019年夏までの施行を目指す。神奈川県と兵庫県も公共施設や飲食店を対象にした喫煙規制の条例を定めている。ただ、神奈川県が面積100平方メートル以下の飲食店を努力義務としているのに対し、都の案は30平方メートル以下のスナックなどを除いて原則禁煙とする厳しい内容。都は、法改正が進まない国に先んじて動き出す。首都・東京で条例化されれば、他の自治体にも波及する可能性がある。

【スポーツ】桐生祥秀が9秒98 日本選手で初の9秒台 男子100(9/9.Sat)

 陸上男子100メートルで、21歳の桐生祥秀(よしひで、東洋大4年)が、9秒98(追い風1.8メートル)をマークし、日本選手で初めて10秒を切った。福井市であった日本学生対校選手権の決勝で記録した。人類が初めて電気計時で9秒台に突入したのは、1968年にジム・ハインズ(米)が記録した9秒95で、それに遅れること49年。ようやく日本選手が9秒台に突入した。これまでの桐生の自己最高は10秒01。従来の日本記録は、日本陸上競技連盟強化委員長の伊東浩司氏(当時富士通)が98年のバンコク・アジア大会でマークした10秒00だった。世界記録は2009年にウサイン・ボルト(ジャマイカ)が記録した9秒58。

※「就活割」で朝日新聞デジタルの会員になれば、すべての記事を読むことができ、過去1年分の記事の検索もできます。大学、短大、専門学校など就職を控えた学生限定の特別コースで、卒業まで月額2000円です(通常月額3800円)。お申し込みはこちらから