2017年03月14日

会社説明会では必ず質問を準備! 「逆質問」の対処法は?

テーマ:就活

ニュースのポイント

 合同企業説明会や大学内での企業説明会が連日、各地で開かれています。そろそろ企業主催の会社説明会も始まる時期です。説明会では、最後に質問を受け付けるケースが多いと思います。せっかくの機会ですから、積極的に質問したいものです。もちろん、疑問を解消するのが目的ですが、質問を考えること自体が企業研究ですから、自分のためになります。さらに、もしかしたら採用担当者の印象に残るかもしれませんよ。(編集長・木之本敬介)

 今日取り上げるのは、社会面(38面)の「日本の高校生は――勉強姿勢受け身? 人生目標控えめ?/日米中韓で調査」(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)です。
(写真は、合同企業説明会「あさがくナビのスーパービジネスフォーラム」の企業講演会=3月1日、大阪市で)

積極的に発言しない…

 国立青少年教育振興機構が日本、米国、中国、韓国の4カ国の高校生を対象に行った調査結果をまとめました。勉強のやり方や学校生活について質問し、有効回答は計7854人。調査によると、日本の高校生は他の3カ国の高校生より勉強に対する姿勢が受け身で、上昇志向も弱い傾向が出ました。「授業中、積極的に発言する」では、日本は3.7%にとどまり、4カ国中最も低い数字でした。

空気を読む?

 「積極的に発言する」が少ない特徴ですが、大学生も同じ傾向があるように思います。就活のガイダンスや新聞の読み方について大学で講演する際、最後に「質問があれば、何でもどうぞ」と問いかけますが、一つも質問が出ないことがあります。それなのに、終了後には個別に質問をしに来る学生がいて、行列ができたりもします。

 大学の先生やキャリアセンターの職員と話していると、「今の学生は空気を読むし、自分の質問で周りに迷惑をかけたくないと思っているようです」などという話が出ます。

就活で「謙虚」は美徳にあらず

 しかし、倍率が数十倍から、人気企業だと100倍以上にもなる就活においては、謙虚であることは必ずしも美徳ではありません。少しずうずうしいくらいのほうが得をするし、積極性はそれだけで評価されます。疑問に思っていること、知りたいことは遠慮せず聞くべきです。

 会社側の気持ちを考えてみてください。私が朝日新聞社の採用担当部長だったとき、質問コーナーでまったく手が挙がらないと、「それほど関心がないのかな」と思い、がっかりしたものです。

必ず一つ質問するつもりで

 「教えて!先輩」のコーナーに登場した先輩内定者はこう言っています。
 「私は説明会に参加する際に、何か一つ質問するようにしていました。大勢の人の前で発言するのは少し恥ずかしいですが、質問しようと思って話を聞くと、格段に集中力が上がり興味もわいてきます。是非、一度試してみることをオススメします」

 ただし、質問は中身も大事です。採用ホームページを見ればすぐにわかるような質問は採用担当者に失礼ですし、他の学生にも迷惑です。しっかり企業研究をすれば、もっと知りたいことが出てくるはずです。企業主催の説明会に出るときには、最低一つは質問を準備して臨むようにしてください。質問の事前準備自体が深い企業研究につながります。

 合説などでちょっと気になる企業の場合は、説明を聞きながら、疑問に思ったことや詳しく知りたいと思った事をメモしておくことです。別の先輩はこうアドバイスします。
「合同説明会だと小さいメモ帳や手帳だとメモを取りづらいことがあるので、クリップボードを持参しておくと、座りながらでも立ちながらでもメモが取りやすくなります。また、つまらない質問でも疑問があったらその場で聞いてしまったほうが、後々モヤモヤせずに済みます」

人事は見ている

 私の経験をもう一つ。説明会に「その他大勢」で参加した学生を個別には覚えられません。でも、説明会で質問をした学生は当然ながら印象に残ります。合説で、さらに会社主催の説明会でも質問してくれた学生については「あっ、この学生、この間の○○さんだ」と覚えていることがあります。

 質問内容や受け答えの印象が良ければ、選考の過程でも有利に働くことがあるかもしれませんよ。

「逆質問」には新聞記事がオススメ!

 「質問」について、就活生から聞かれる質問に「逆質問って何を聞いたらいいのでしょうか?」というものがあります。面接の締めくくりに「最後に何か質問があればどうぞ」と聞かれるやつですね。ありきたりな質問をしたら評価を落とすでしょうし、「特にありません」では、関心が薄いと思われかねません。

 ここで使える「鉄板」のネタは、新聞記事です。新聞記事データベースで志望企業の最近の記事を検索して読み込みましょう。「最近、新聞で報じられた御社の○○についてですが……」と、新商品や会社の方針について、「なぜ」「どのように」などを尋ねるのです。最新の動向ですからありきたりにはなりませんし、しっかり企業研究をしているというアピールにもなります。これで評価を上げた先輩がたくさんいますよ。ぜひ実践してみてください。

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