2024年04月15日

個人が自由に始められないライドシェアは中途半端?【週間ニュースまとめ4月8日~14日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 日本で初めての営利目的のライドシェアが東京や京都で始まりました。ライドシェアは普通免許をもっている一般の人が自家用車を使って客を運ぶものです。こうした行為はこれまでは「白タク」と呼ばれて違法でしたが、タクシー不足が進んでいることや副業的な働き方としてニーズがあることなどから政府は認めることにしました。いわゆる規制緩和です。
(●ライドシェア、大都市部でスタート 日本社会は変わるか?【イチ押しニュース】こちらから

 ただ、日本のライドシェアはまだ中途半端です。運営するのはタクシー会社に限られ、ライドシェアのドライバーをしようと思う人はタクシー会社と雇用契約を結ばないといけません。政府は「安全のため」としていますが、アメリカなどの先行している国では、個人が自由に始めることができます。ライドシェアに反対するタクシー会社の声も聞き、間をとった形にしたのです。日本の規制緩和は、既得権を持っている人たちに配慮しながら進めるのが特徴です。和を重んじる日本のいいところとも言えますが、国民の利便性や経済の活性化にはマイナスになる面もあります。みなさんは、新しいものにすぐに飛びつくアメリカや中国のような国柄と日本の国柄とどちらが国民にとっていいと思いますか。(ジャーナリスト・一色清)

(写真・JR東京駅のタクシー乗り場には昨年末、外国人や家族連れの行列ができていた=2023年12月31日)

【経済】「日本版ライドシェア」始動、タクシー不足対策 まず東京や横浜など(4/8.Mon)

 一般の人が自家用車を使って客を運ぶライドシェアのサービスが8日、東京都内で始まった。タクシー会社が運転手を雇用し、研修や勤務管理などをする仕組み。国土交通省によると、この日の運行が全国初の事例となるもようだ。国交省は今月1日から、地域や時間帯を限り、営利目的でのライドシェアを解禁した。東京(23区と武蔵野、三鷹両市)▽京浜(横浜、川崎両市など神奈川県4市)▽名古屋(名古屋市など愛知県12市3郡)▽京都市域(京都市など京都府8市4郡)の4区域。東京以外は今月中に順次、運行が始まる見込みだ。5月以降には札幌、仙台、さいたま、千葉、大阪、神戸、広島、福岡の8市を含む区域でも解禁が予定されている。

【政治】日米首脳会談 自衛隊と米軍との「指揮統制」の連携強化へ(4/10.Wed)

 岸田文雄首相とバイデン米大統領による米ワシントンでの首脳会談が10日午前(日本時間10日深夜)、行われた。両首脳は会談後、日米関係を「グローバル・パートナーシップ」と位置づける共同声明を発表した。自衛隊と米軍による「指揮統制」の連携を強化する方針を打ち出した。共同声明は人工知能(AI)や半導体といった先端技術の連携など幅広い分野での日米の協力を盛り込み、日米同盟の強化に重きを置いた。自衛隊は一元的に部隊を運用する「統合作戦司令部」を2024年度内に新設する。

【経済】セブン&アイ、ヨーカ堂の上場検討 独立性高め自律的立て直し促す(4/10.Wed)

 セブン&アイ・ホールディングスは10日、経営不振が続く子会社の総合スーパー、イトーヨーカ堂などの株式を上場する検討を始めたと発表した。事業の独立性を高めて、自律的な経営の立て直しを促す狙いだ。ただ、株式の一定割合は持ち続けて、ヨーカ堂はグループ内に残すという。セブン&アイの業績は、好調なコンビニ事業が引っ張っている。井阪隆一社長はこの日の会見で「(スーパー事業の上場で)より一層、コンビニ事業にフォーカスする構造となる」と語った。

【国際】水原一平容疑者、大谷選手から1600万ドル詐取か 連邦検察が訴追(4/11.Thu)

 米連邦検察は11日、大リーグの大谷翔平選手の通訳だった水原一平容疑者を、大谷選手から1600万ドル(約24億5千万円)超を詐取した銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。水原容疑者は違法スポーツ賭博の負けを支払うために、大谷選手の銀行口座から無断で送金し、銀行に対しては大谷選手になりすますこともあったという。
 水原容疑者は12日、ロサンゼルスの連邦裁判所に出廷し、2万5千ドル(約383万円)の保証金で保釈された。保釈条件として提示されたのは、大谷選手をはじめとする関係者との接触の禁止、賭博への関与や賭博場への入場の禁止などだ。ギャンブル依存の治療も条件とされた。(4/12.Fri)

【国際】イランがイスラエルにミサイルなど発射、1人けが 大使館攻撃の報復(4/14.Sun)

 イスラエル軍のハガリ報道官は14日未明の記者会見で、イラン領土から数十機のドローン(無人機)やミサイルなど計200発以上がイスラエルに向かって発射されたことを確認した、と発表した。ハガリ氏は、大半は国外で迎撃したとし、「イスラエル領内に落下したミサイルは数発だ」と述べた。現地点では子ども1人が負傷し、南部の軍基地で軽微な被害があったという。イラン革命防衛隊も14日、声明を発表し、イスラエルに対して「数十のドローンとミサイルを発射した」と明らかにした。国営放送が伝えた。国営放送によると、声明は「(シリアの首都)ダマスカスのイラン(大使館)の領事部に対する攻撃など、イスラエルの犯罪に対する報復」と理由を説明している。


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