ニュースのポイント
景気回復を受け、大手企業が内々定を出す時期は例年より早まりました。一方で中堅・中小企業の選考はこれからが本番。まだ内々定を得られていない人、納得する就活ができていない人は、個別の会社説明会や、朝日学情ナビが開催する合同企業説明会「就職博」などに積極的に参加してエントリーしましょう。今年は採用予定数を採れなかった企業の追加募集も目立つので、チャンスはまだまだありますよ。
今日取り上げるのは、第2神奈川面(神奈川県の地域面)の「シューカツ/大手、早める内々定/景気回復 よい人材求め長期化も」です。
記事の内容は――大手企業が「内々定」を出す時期が早まっている。景気回復により採用が活発になったためとみられる。よりレベルの高い学生を求める企業が採用期間を長期化することも見込まれる。神奈川大横浜キャンパスの就職課によると、4月初旬から大手の内々定が出始め、5月初旬までピークが続いた。「昨年より企業の採用意欲が明確に高くなった。内々定を出した後、更に良い学生を求めて追加選考する企業も目立つ」(就職事務部長)。横浜市立大でも大手の内々定のピークは5月の連休前で「例年よりかなり速いペース」(キャリア支援センター)と驚く。内々定を複数持つ学生から辞退の仕方の問い合わせが増える一方、まだ内々定が出ない学生もいて、「二極化」が目立つ。就活を続けている学生には、これから本格化する中小企業の選考に向けてもう一度エントリーシートの書き方や自己分析の指導をしている。関東学院大、横浜国立大も同じ状況で、企業から追加募集の申し出が続いているため、6月以降も学内で企業説明会を開く予定だ。