2024年12月18日

ベンチャー企業の社風があわず、マスコミ系への志望意欲が高まる【26卒学生の就活ルポ20】

テーマ:学生の就活ルポ

 2026年卒学生の就職活動を適宜、「就活ニュースペーパー」で紹介するこのコーナー。今回は、マスコミ系を志望する都内女子大のシュリさんが登場します。マスコミ以外の会社も就活エージェントにすすめられ、何社か説明会に参加してみたといいますが、社風が自分にはまったく合わなかったといいます。そのため、マスコミへの志望意欲が増したとも。幅広い業界をチェックして、仮に自分にあわないと感じる業界があったとしても、それは自分の志望業界への意欲をさらに向上させることにつながるのです。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【都内女子大 文系学部3年 シュリさん】

■ガツガツした社風の企業はあわない
 これまで何社かマスコミのインターンシップに参加してきましたが、その結果を踏まえて早期選考に進む、という話はまだ来ていません。大手マスコミのイベント案内がちょくちょく来るので、なるべく参加するようにしています。女性記者が登壇してライフプランを説明するイベントや、校閲記者、デザイン記者のイベントにも参加しました。

 就活エージェントにすすめられてマーケティング系職種を募集しているベンチャー企業の説明会にも参加してみましたが、どうも興味がわかなくて……。自分は文章を書く経験を積んできましたが、それが活かせない仕事だと感じました。「やる気のある人が成長できる!」というガツガツした社風もあまり自分にはあわないと思います。やはりマスコミのような、個性を十分に発揮できるような環境で仕事したいと痛感しました。

■グループワークの苦手意識をなくしたい
 これまでの就活を振り返ってみて、グループワーク(GW)が苦手だな、と感じます。ベンチャー企業のGWでまわりの人たちの熱量が高すぎて、うまく話せなくなって……。苦手意識はなくしたい。以前GWでついていた社員さんが議論を主導しようとしていたときに、「その意見は違うんじゃないか」と思ったこともあり、冷静な目線で議論全体を俯瞰できるのは自分の強みかもしれないので、うまくそういう役割を果たせるようにがんばってみたいと思います。

 あとは、本選考に向けてESをブラッシュアップしていかないと、と思っています。いろいろな方から、自分の経験をESや文章にもっと折り込んだほうがいいとアドバイスを受けています。そのためにはいま書いている文章をもっと削る必要がありますが、なかなかうまく削れなくて、こちらもトレーニングしていかないと、と感じているところです。

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