2013年09月17日

新聞を読んで就活に勝つ!

テーマ:教育

ニュースのポイント

 社会への関心を広げ、言葉の力を鍛えるため、新聞学習に力を入れる大学が増えています。みなさんがこれから取り組む就活でも大いに役に立ちます。この「今日の朝刊」を読んだら、実際に新聞を開いてパラパラめくってみましょう。

 今日取り上げるのは、24面の「講義×新聞 知る社会/語彙・読解力検定受け付け中」です。
 記事の内容は――北星学園大(札幌市)の経済学部経済学科では今年度から、1年生全員が自宅で新聞を購読し紙面を徹底的に読み込む必修講義が始まった。「日々のニュースへの関心なしに経済を学ぶことはできない。新聞を読む習慣は必須」と考えた学部長らが企画。学生は日々の紙面から気になった記事をスクラップして要約したり、自分の考えを書いたりする。教室ではグループ別に各自が選んだ記事を発表しあって議論。視野を広げコミュニケーション能力も鍛える。学生は「最初は新聞を読むのが面倒にも感じたが、今は毎日30分ぐらいは読むようになり、世の中の動きについていけるようになった感じ」などと話す。

(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 大学での新聞活用の効用を書いた記事ですが、そのまま就活にも当てはまります。大学のキャリアセンターや先輩から「就活を始めたら新聞を読もう」と言われることがあると思います。企業は、日々世の中のニーズを探り、商品やサービスを開発、販売しています。だから世の中に関心を持ち、常にアンテナを張って情報を収集し、新たな時代に対応していける人を求めています。そんな力を身につけるには、社会の幅広い話題を厳選してお届けする新聞を読むのが一番の近道です。これからみなさんが話をする企業人はたいてい新聞を読んでいますし、就職してから仕事でさまざまな分野の社会人と接する際にも、世の中を知らなければ話もできません。加えて、エントリーシートや面接で業界、企業の話題を取り上げるとき、「朝日新聞で読んだのですが」などと新聞を根拠として挙げると、説得力が増すばかりか、「この学生、ちゃんと新聞を読んでるな」と心証が良くなる効果もありますよ。

 この「今日の朝刊」コーナーを読んだら、新聞に目を通す習慣を身につけてください。新聞をパラパラめくって、気になった記事、興味を持った記事を拾い読みしてください。気になる記事を切り取ってスクラップしておくと、自分の興味にも気づけます。朝日新聞デジタルで読むのもお薦めです。企業名などキーワードを登録しておくと記事が届くので大事な記事を見逃すことがありませんし、気になる記事は「スクラップブック」に保存することもできます。短時間でも毎日読み続けることが大事。今から始めれば、12月の就活スタートのときには格段に力がついているはずです。

 大学でのグループワークと同じことをしているのが、就活力アップ講座「朝日学生キャリア塾」です。いま秋の講座の受講生を募集中。興味のある人は右にあるバナーをクリックしてください。記事に出てくる「語彙・読解力検定」もセットです。「語彙・読解力検定」を採用で優遇したり参考にしたりする企業が増えています。

※朝日新聞デジタルの無料会員は1日3本の記事全文を、有料会員になればすべての記事を読むことができます。ぜひ登録してください。

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