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しかし、ここにきて路面電車が見直されつつあります。理由のひとつは環境問題です。国土交通省によると、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量は、輸送量当たりにすると鉄道は自家用自動車の約5分の1です。栃木のLRTは再生可能エネルギーによる電気で走るということですから、二酸化炭素をほとんど排出しないといってもいいと思います。ほかにも高齢化社会に適した乗り物であることや、道路の渋滞解消につながるといったメリットもあげられます。時代の変化によって、すたれたものが見直されることはよくあります。社会に出ると、時代の変化に敏感になることが大切です。(ジャーナリスト・一色清)
(写真・発車号令とともに宇都宮駅東口停留場を出発する次世代型路面電車(LRT)=2023年8月26日)
★【経済】アーム上場で「反転攻勢」描く孫正義氏 ソフトバンクGの切実な事情(8/22.Tue)
ソフトバンクグループ(SBG)は22日、傘下の半導体設計大手、英アームが、米ナスダック市場への上場を米証券取引委員会(SEC)に申請したと発表した。上場時の時価総額は600億ドル(約8.7兆円)超になるとの見方がある。SBGは新たな資金調達により、業績悪化で控えていた人工知能(AI)や半導体関連への投資拡大に向けた「反転攻勢」につなげる方針だ。上場時期は9月中になる見通し。売り出し価格は未定だが、今年最大規模の株式新規公開(IPO)になる可能性があり、市場の注目が高まっている。
★【国際】ロシア軍による撃墜の指摘も プリゴジン氏、所有ジェット墜落で死亡 (8/23.Wed)
ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏が所有するビジネスジェットが23日、モスクワの北西部にあるトベリ州で墜落した。ロシア当局はプリゴジン氏が搭乗していたと発表。乗員乗客10人の遺体が収容されており、プリゴジン氏の死亡は確定的な状況だ。23日は6月にプリゴジン氏が反乱を宣言して2カ月だった。ロシアの独立系メディアによると、ジェット機は現地時間の午後6時10分すぎ、高度8500メートルを時速950キロほどで飛行中にレーダーから消えた。墜落時、住人が複数回の爆発音を聞いたという。SNSに投稿された動画では、機体は真っ逆さまに落下し、地上で激しく炎上した。
ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏らが乗ったとみられるジェット機の墜落について、米国防総省のライダー報道官は24日の記者会見で「プリゴジン氏は殺害された可能性が高いというのが、我々の初期評価だ」と語った。(8/24.Thu)
★【社会】原発処理水の放出開始 水7800トンを希釈し、約17日間かけ海へ (8/24.Thu)
東京電力は24日午後、福島第一原発の処理水の海への放出を始めたと発表した。大半の放射性物質を除去する「多核種除去設備」(ALPS(アルプス))に通し、敷地内のタンクで保管している水約7800トンを海水で希釈しながら、約17日間かけて放出する。放出開始から1カ月程度は、沖合約1キロ先の放水口の周辺で海水を毎日採取し、トリチウム濃度を調べる。汚染水は増え続けていて、放出分がそのまま減るわけではない。東電は、廃炉完了の目標の2051年までに放出を終えられるよう、計画を年度ごとに策定する方針だ。
東京電力が24日に福島第一原発の処理水の海洋放出を始めたことを受け、中国の税関当局は同日から、日本を原産地とする水産物を全面禁輸すると発表した。一方、中国外務省は24日、「断固たる反対と強烈な批判」を示す報道官談話を発表した。(8/24.Thu)
★【国際】BRICSにサウジなど6カ国加盟 笑顔の習氏 米欧に対抗の思惑も(8/24.Thu)
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)は24日、来年1月から新たに、アルゼンチン、エジプト、イラン、サウジアラビア、エチオピア、アラブ首長国連邦(UAE)の6カ国の加盟を認めると決めた。米国との対立を深める中国が拡大の旗を振ってきた経緯があり、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国を加えることで、米欧主導の国際秩序に修正を迫る狙いが透ける。南アのヨハネスブルクで開催中のBRICS首脳会議で、ラマポーザ大統領が発表した。6カ国の加盟後は世界の人口の46%、国内総生産(GDP)の28%を占める存在になる。
★【社会】宇都宮で次世代型路面電車LRTが開業 路面電車の新設は75年ぶり(8/26.Sat)
JR宇都宮駅と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT=ライト・レール・トランジット)が26日、開業した。国内で路面電車が新たに開業するのは75年ぶり。軌道を全線新設したLRTは全国で初めて。26日午前に宇都宮市で開業式が開かれ、午後3時に運行が始まった。低床で段差が少ないLRTは高齢者や車いすでも利用しやすく、振動や騒音も少ないのが特徴。再生可能エネルギーによる電気で動くため二酸化炭素を出さず、定時性に優れているとされる。
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