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★【経済】NY原油が130ドル超え、13年8カ月ぶり 米国の輸入制限検討で(3/7.Mon)
ロシアによるウクライナ侵攻の激化で原油価格が値上がりし、日本時間7日の米ニューヨーク商業取引所の先物取引で、指標となる「米国産WTI原油」の価格が一時1バレル=130ドルを超えた。2008年7月以来、13年8カ月ぶりの高値水準となった。欧州市場の指標となる北海ブレント原油の先物価格も一時、2008年7月以来の139ドル台まで上がった。米ホワイトハウスが前週末、ロシアへの追加制裁の選択肢として、ロシア産原油の輸入制限も検討していると説明。それまでは、物価上昇につながる懸念から輸入制限には慎重だったが、積極姿勢に転じた。
★【社会】「拘禁刑」新設を閣議決定 懲役と禁錮を一本化、刑務作業なしも可に(3/8.Tue)
政府は8日、刑務作業の有無で分かれている懲役刑と禁固刑を一本化した「拘禁刑」の新設を柱とする刑法などの改正案を閣議決定した。刑務所を出た後に再び罪を犯す人が後を絶たないなか、刑務作業を義務とせず矯正教育を充実させる狙いがある。今の通常国会に提出予定で、成立すれば1907(明治40)年に現行刑法が定められて以来初めて刑罰の種類が変わることになる。施行は公布から3年以内を予定している。刑事施設に収容する刑罰は現在、木工や印刷、炊事といった刑務作業が義務の懲役刑や、刑務作業のない禁錮刑などが刑法で規定されている。ただ、懲役刑は刑務作業に時間を取られ、再犯防止に向けた矯正教育が十分できないことが課題とされてきた。2020年に新たに入所した受刑者のうち禁錮刑は0.3%と少ない上、禁錮受刑者の8割近く(昨年3月末時点)が自ら希望して刑務作業に従事していることから必要性が薄れている実態もある。
★【経済】輸入小麦価格、17.3%引き上げへ 過去2番目の高値(3/9.Wed)
政府は4月から、輸入した小麦を製粉業者などに売る時の価格を今より平均17.3%引き上げる。対象の5銘柄の平均価格は1トンあたり7万2530円で、過去2番目の高値となる。農林水産省が9日発表した。小麦粉やパン、麺類などの食品のいっそうの値上げと、家計の負担増につながりそうだ。今回は、輸入の大半を占める米国産やカナダ産の不作で、国際価格の上昇傾向が続いたほか、豪州産も品質の低下の影響で日本向けの高品質小麦が値上がりした。今年に入ってからは、主な産地であるロシアの輸出規制や、ウクライナ情勢の緊迫化も相場を押し上げた。また、円安も買い付け価格の上昇につながった。
★【国際】韓国大統領に保守系の尹錫悦氏、5年ぶり政権交代 0.7%差の接戦(3/10.Thu)
韓国大統領選は9日、投開票され、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長(61)が当選を決めた。進歩(革新)系の文在寅(ムンジェイン)政権に対する不満や批判の受け皿になった。朴槿恵(パククネ)政権以来、5年ぶりに保守系へと政権交代する。尹氏は10日午前、韓国国会で記者会見し、「未来志向の韓日関係を築いていきたい」と話した。大統領選は、尹氏と、進歩系の与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)前京畿道知事(57)との事実上の一騎打ちとなった。中央選挙管理委員会によると、得票率は尹氏が48.56%、李氏が47.83%。1987年の民主化以降の大統領選で、最も僅差(きんさ)となった。投票率は77.1%で、2017年5月の前回(77.2%)並みだった。尹氏は5月10日に大統領に就任する。ただ、一院制の韓国国会は現与党が過半数を占めており、厳しい政権運営が予想される。
★【社会】トヨタ系のデンソーにサイバー攻撃、パソコンが感染 犯罪集団が声明(3/13.Sun)
トヨタ自動車グループの大手部品メーカー、デンソーがランサムウェア(身代金ウイルス)によるサイバー攻撃を受け、ドイツの事業拠点のパソコンがウイルスに感染したことがわかった。日本時間の13日、サイバー犯罪集団がネット上に犯行を示す声明を出した。声明を出したのは、「パンドラ」と名乗るサイバー犯罪集団。発信元を追跡できない「ダークウェブ」上のサイトに掲載した。発注書や図面など、15万7000件以上、1.4テラバイトのデータがあると主張し、16日に公開するとデンソーを脅迫している。デンソーもこうした状況を把握。どのような情報が盗まれたか、「調査中」という。身代金が要求されたかどうかについては現地の捜査当局に被害届を出していることから、「回答を控える」とした。
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