2020年12月07日

ドコモが月2980円プラン カギはネット契約、弱者対策も大事【週間ニュースまとめ11月30日~12月6日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 携帯電話料金の値下げのニュースは就活生のみなさんも関心があると思います。この週には、NTTドコモが新しい料金プランを発表しました。「ahamo(アハモ)」という名前をつけたプランで、データ使用量20GBで月2980円というかなりの安さです。安さのポイントは、ネットで手続きを完結することのようです。携帯電話ショップに払う費用がいらなくなることが値下げの原資になります。ターゲットはネットの操作に慣れている若者だそうです。このネット手続きは、他社も追随してこれからの携帯契約の主流になっていきそうです。ネットに弱い人にはやさしくない売り方ですが、時代の流れを考えると、そうなるのは止められないでしょう。対面からネットへの流れは、あらゆる分野で進んでいます。みなさんが入る会社でも、職種を問わずその流れを感じると思います。ただ、常に頭の片隅に置いていてほしいのは、対面にはネットにない良さもあるということです。ネットで買ったり予約したりした商品やサービスに対する問い合わせはメールやチャットのみというところが増えていますが、電話対応のほうが簡単で納得感が大きいと思います。これは一例ですが、ネットに弱い人を取り残さないということも大事な時代になってきています。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色清)

(写真は、新料金プランについて会見するNTTドコモの井伊基之社長=2020年12月3日午後、東京都渋谷区)

【社会】流行語大賞は「3密」 コロナ関連、トップ10に多数(12/1.Tue)

 今年の世相を反映した言葉を選ぶ「2020ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、発表された。年間大賞には、「3密」が選ばれた。トップテンは以下のとおり。
 愛の不時着、あつ森(あつまれ どうぶつの森)、アベノマスク、アマビエ、オンライン○○、鬼滅の刃GoToキャンペーン、3密、ソロキャンプ、フワちゃん

【経済】ドコモ、20GBで2980円の新料金 3月から(12/3.Wed)

 NTTドコモは3日、データ容量が20ギガバイト(GB)で月額2980円(税別)の新料金プラン「アハモ」を来年3月に始めると発表した。乗り換えなどにかかる手数料は無料とする。若年層をターゲットにし、契約の手続きはネット上で受け付ける。1回あたり5分以内の無料通話も含まれ、海外82の国・地域でも20GBまでは追加料金なしでデータを利用できる。また、従来の料金プランは、データ使用量に応じて細かく課金する仕組みを入れる方針。今後、KDDIソフトバンク対抗値下げを検討するとみられ、価格競争が進みそうだ。

【社会】ドンキ前社長を逮捕 自社株の購入、不正に勧めた疑い(12/3.Thu)

 ディスカウント大手「ドンキホーテホールディングス(HD)」に対して2018年に実施された株式公開買い付け(TOB)をめぐり、TOB公表前に知人に自社株の購入を勧めたとして、東京地検特捜部は3日、ドンキ前社長・大原孝治容疑者(57)を金融商品取引法違反(取引推奨)の疑いで逮捕し、発表した。関係者によると逮捕前の任意の調べには否認していたという。ドンキ(現パン・パシフィック・インターナショナルHD)に対するTOBなどは、小売り大手「ユニー・ファミリーマートHD」(現・ファミリーマート)が2018年10月11日に発表した。ドンキ株の20.17%を上限に総額約2119億円で取得する一方、傘下のスーパー「ユニー」をドンキの完全子会社にする内容だった。特捜部の発表によると、大原容疑者は同年8月上旬にTOBの実施決定などを知ると、知人に利益を得させようと、9月上旬から下旬に複数回、ドンキ株の購入を勧めた疑いがある。この知人は9月上旬から10月上旬に証券会社を通じて計7万6500株を約4億3000万円で購入したという。

【社会】大飯原発の設置許可取り消し 安全性めぐり大阪地裁判決(12/4.Fri)

 東日本大震災の後、再稼働した関西電力原発大飯3、4号機(福井県おおい町)の安全性に問題があるとして、近畿6府県や福井県などの住民約130人が、原子力規制委員会が関電に与えた設置許可処分の取り消しを求めた訴訟の判決が4日、大阪地裁であった。森鍵一裁判長は規制委の判断を「看過しがたい不合理がある」として処分を取り消した。福島第一原発事故後、設置許可の取り消しを認めた司法判断は初めて。同事故後、厳しくした新規制基準に基づく規制委の審査の過程を否定したことになり、他の原発の審査にも影響を与える可能性がある。

【科学】はやぶさ2のカプセルを回収 JAXA、現地で採取作業(12/6.Sun)

 小惑星探査機はやぶさ2」が採取した小惑星の砂が入っているとみられるカプセルが6日午前2時半ごろ、豪州の上空で大気圏に再突入した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は午前5時前、ヘリコプターによる捜索でカプセルを発見し、午前7時半ごろ回収したと発表した。月より遠い天体に着陸した探査機が帰還するのは2010年の初代はやぶさ以来2例目。特に今回の小惑星「リュウグウ」の砂には、炭素窒素といった生命の材料になる有機物が豊富に含まれているとみられ、生命の起源の謎に迫れると期待される。

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