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メガネが安くなりました。価格破壊の先駆けとなった「Zoff(ゾフ)」に続き、「JINS」「クーレンズ」「眼鏡市場」などが参入し、縮小が続いてきた度付き眼鏡の市場は上向きに転じる気配です。安さの秘密は、ユニクロと同じSPA(製造小売り)という手法にあります。
今日取り上げるのは、経済面(8面)の「価格のフシギ/格安メガネ 視界良し/海外で生産委託 店舗8年で9倍」です。
記事の内容は――インターメスティック(東京)が運営するゾフの度付き標準レンズのメガネは、5250円、7350円、9450円の均一価格。2000年ごろまでメガネは3万円ほどするのが当たり前だった。カギは、完成品を仕入れるのではなく、企画から販売まで手がけるSPAだ。フレームの生産は人件費が安い中国や韓国の工場に頼み、レンズも大量発注する。ジェイアイエヌ(前橋市)の「JINS」、エヌ・ティ・コーポレーションの「クーレンズ」に続き、老舗のメガネトップ(静岡市)も参入し「眼鏡市場」を始めた。眼鏡光学出版によると2012年の低価格均一の店は1769店と8年で約9倍に。縮小してきた市場(度付き)は、2011年、7年ぶりに反転して下げ止まった。いまやメガネは、洋服のように流行に合わせたり、仕事と遊びで使い分けたりする商品に。一方でメガネの価格破壊は、鯖江市を中心に国産フレームの9割以上をつくる福井県には打撃。県眼鏡協会によると、2010年の県内の眼鏡製品出荷額は534億円と、ピークだった2000年の半分以下に減った。