2018年02月19日

「望外の結果」…藤井聡太君の語彙力見習おう【週間ニュースまとめ 2月13日~18日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 平昌オリンピックのフィギュアスケート男子で羽生結弦選手が金メダル、宇野昌磨選手が銀メダルをとって日本中が沸き返っていた17日、将棋の藤井聡太(そうた)五段が羽生善治(はぶよしはる)竜王、広瀬章人八段を相次いで破って、朝日杯将棋オープン戦で優勝しました。藤井五段はまだ中学3年生。史上最年少での棋戦優勝でした。藤井君で驚かされるのは、中学生とは思えない落ち着きと言葉遣いです。今回の優勝についての記者会見でも、「望外の結果でうれしく思っています」と難しい言葉を交えながらゆっくりと話していました。藤井君は新聞を読むのが大好きということで、語彙(ごい)が豊富なのはそのためだと思います。採用試験の面接でも言葉遣いは大切です。付け焼き刃でおとなの言葉遣いをしようと思っても、すぐにぼろが出ます。藤井君を見習って日頃から新聞を読んで語彙を豊富にしておきましょう。内定の電話をもらったときに「望外の結果でうれしく思っています」なんて言えるといいですね。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色 清)

(写真は、初優勝を決め優勝カップを手にする藤井聡太六段)

週間ニュースまとめ

【政治】安倍首相、答弁撤回とおわび 「裁量制の労働時間短い」(2/14.Wed)

 安倍晋三首相は14日午前の衆院予算委員会で、裁量労働制で働く人の労働時間について「平均的な方で比べれば、一般労働者よりも短いというデータもある」と語った1月29日の答弁について、「撤回をするとともに、おわびを申し上げたい」と述べた。この答弁をめぐっては、野党が「一方的なデータだけを言っている」などと批判していた。
 安倍政権は「働き方改革関連法案」を今国会の最重要法案と位置づけている。法案には、あらかじめ定められた労働時間に基づいて残業代込みの賃金を払う「裁量労働制」の対象業務の拡大が盛り込まれている。野党は長時間労働の助長につながりかねないと指摘していた。

【国際】米フロリダの高校で銃乱射 17人死亡、元生徒の男拘束(2/14.Wed)

 米東南部フロリダ州ブロワード郡パークランドの高校で14日午後2時半(日本時間15日午前4時半)ごろ、銃乱射事件があり、郡警察によると生徒ら17人が死亡した。警察は高校の元生徒のニコラス・クルーズ容疑者(19)を拘束した。銃規制を推進する団体のまとめでは、今年に入って米国の学校での発砲事件は18件目という。

【政治】政府、黒田総裁再任案を提示 副総裁は若田部氏と雨宮氏(2/16.Fri)

 安倍内閣は16日午前、日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁(73)を再任し、副総裁に若田部昌澄(まさずみ)・早稲田大教授(52)と雨宮正佳(まさよし)・日銀理事(62)を起用する同意人事案を衆参両院の議員運営委員会理事会に提示した。両院の同意を得て正式決定する。任期は2023年までの5年間。
 財務省財務官出身の黒田氏は、12年末の政権交代で発足した安倍政権のもとで、13年3月総裁に就任。同4月に「アベノミクス」の要の異次元緩和を開始した。物価上昇率は目標の2%に達していないが、政権からは株価上昇や雇用改善の実績を高く評価され、安倍晋三首相は「手腕を信頼している」と明言していた。

【スポーツ】羽生結弦66年ぶり五輪連覇 宇野昌磨が銀 フィギュア(2/17.Sat)

 平昌冬季五輪は17日、フィギュアスケートの男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)がフリーで206.17点を出し、合計317.85点で男子としては66年ぶりの五輪連覇を達成した。宇野昌磨(トヨタ自動車)は銀メダル。日本人2人の表彰台は史上初。

【将棋】藤井五段、朝日杯V 最年少15歳で棋戦優勝 六段昇段(2/17.Sat)

 将棋の中学生棋士、藤井聡太五段(15)が17日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで行われた第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の準決勝・決勝で、羽生善治竜王(47)、広瀬章人(あきひと)八段(31)を相次いで破って優勝した。15歳6カ月での棋戦優勝は、加藤一二三(ひふみ)九段(78)の15歳10カ月を抜き、最年少記録。同日付で、史上最年少で六段に昇段した。優勝賞金は750万円。

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