2017年12月18日

リニア不正疑惑、楽天の携帯参入…「自由競争」考えよう 【週間ニュースまとめ 12月11日~17日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 経済の活力は自由な競争があることによって生み出されます。しかし、自由な競争は弱肉強食の世界でもあり、会社で働く人は大変です。だからすでに業界で大きなシェアを持っているところは、新しい会社の参入を嫌ったり、仕事を分け合ったり、合併や買収をしてより大きなシェアを持とうとしたりします。そうした自由な競争に関わるニュースが相次いでいます。携帯電話で自前の回線を持っている会社は3社だけでしたが、楽天が4社目に名乗りを上げました。リニア新幹線工事では、ゼネコン大手4社が受注調整をしていた疑いがでています。東芝の半導体事業の売却問題や地方銀行の合併問題では、シェアが大きくなりすぎて自由な競争ができなくなるのではないかという問題意識から、独占禁止法の審査がニュースになっています。自由な競争は行き過ぎれば弊害がありますが、なければ消費者は損をします。適度な自由競争はどのあたりにあるのか、志望する業界について考えてみてください。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色 清)

(写真は、実験線を走るリニア新幹線の実験車両=JR東海提供)

週間ニュースまとめ

【社会】今年の漢字は「北」 その理由は「北朝鮮」に加えて…(12/12.Tue)

 2017年を表す漢字は「北」。日本漢字能力検定協会(京都市東山区)は12日、全国から募った「今年の漢字」を京都・清水寺(同)で発表した。森清範貫主(せいはんかんす)が縦1.5メートル、横1.3メートルの和紙に墨で書き上げた。同協会によると、選んだ理由で多かったのは、弾道ミサイルや核実験強行など北朝鮮による脅威▽九州北部豪雨による被害▽天候不順で北海道産ジャガイモが不足し、ポテトチップスの一部が販売中止に▽プロ野球・北海道日本ハムの大谷翔平選手が米大リーグに移籍し、早稲田実業高から清宮幸太郎選手が入団▽競馬でキタサンブラックが活躍、など。

【社会】小学校への落下物、米軍ヘリの窓 授業中の男児1人けが(12/13.Wed)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に隣接する市立普天間第二小学校で13日午前10時10分ごろ、校庭に米軍ヘリコプターの窓が落下した。校庭では体育の授業が行われており、男児1人が軽いけがをした可能性があり、県警が確認している。

【社会】伊方原発3号機、運転禁じる仮処分 阿蘇噴火の影響重視(12/13.Wed)

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)をめぐり、住民が求めた運転差し止め仮処分の抗告審で、広島高裁(野々上友之裁判長)は13日、広島地裁の決定を覆し、運転を禁じる決定をした。阿蘇山(熊本県)が過去最大規模の噴火をした場合、火砕流の影響を受けないとはいえないと判断した。原発の運転を差し止めた司法判断は高裁では初めて。

【経済】トヨタ、販売台数の半分を「電動車」に 2030年めど(12/13.Wed)

 トヨタ自動車の豊田章男社長は13日、東京都内で記者会見し、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの「電動車」を2030年をめどに販売台数の半分にあたる550万台まで引き上げる方針を発表した。EVなどに載せる電池をめぐるパナソニックとの提携強化も併せて公表した。パナソニックの津賀一宏社長も同席した。

【経済】楽天、第4の携帯電話会社へ 4Gで19年度開始目指す(12/14.Thu)

 IT大手の楽天は14日、自前の通信回線を持つ携帯電話事業に参入すると表明した。総務省が来年、携帯電話向けに割り当てる電波の周波数を取得し、2019年中のサービス開始を目指す。実現すれば、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクグループの3社の寡占状態だった業界で、「第4の携帯電話事業者」が誕生する。

(こちらもお読みください→今週のイチ押しニュース「楽天が携帯3強に挑む!狙いは「打倒アマゾン」

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