2016年08月22日

ラップに書けるペン?「見せる」ことに意識を(ニュース★あらもーど 8月8日~8月21日)

テーマ:週間ニュースまとめ

 「サランラップに書けるペン」という商品が発売されたのを知っていますか?くっきり書ける上に安全性に配慮した水性インクで、レンジでチンしても大丈夫という特徴を備えているそうです。料理はとても強力なコンテンツで、ネットには毎日多数のレシピや写真がアップされています。従来は作る人と食べる人だけのものだった料理が、現代は「見せる」ものとして多くの人の関心を引きつけています。「サランラップに書けるペン」も、食べる人へのメッセージだけでなく、多くの人に見せるためのツールとして大活躍するのではと感じます。見せるため、シェアするための商品はこれからの重要なトレンドです。
 写真は8月6日付朝日新聞夕刊、1面と最終面をつなげた「リオ五輪開幕」の記事を使ったバッグです。
 毎週月曜は1週間のニュースのうち、みなさんと共有したい話題をお届けする「ニュース★あらもーど」の日。火曜~金曜日の「今日の朝刊」通常版とともに、ご活用ください。(朝日新聞教育総合本部ディレクター・真下 聡)

ニュースダイジェスト

【電力】伊方原発3号機が再稼働 9月営業運転へ (8/12.Fri)

 四国電力は伊方原発3号機(愛媛県)を再稼働させた。事故時、逃げ道の確保が難しい地域が周辺にあり、住民の不安は尽きないが、四電は「原発を動かさなければ赤字になりかねない」として再稼働に踏み切った。13日に原子炉内で核分裂反応が連続して起きる「臨界」に達し、15日に発電と送電を始めた。9月上旬に営業運転に入る予定。伊方3号機が動くのは、定期検査で止まった2011年4月以来、約5年3カ月ぶり。運転中の原発は九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)に続き、計3基。震災後の新たな規制基準のもとで稼働した原発は3カ所5基目となる。

【芸能】SMAP年内で解散、個別に活動へ(8/14.Sun)

 国民的アイドルグループ「SMAP」が2016年いっぱいで解散することが分かった。ジャニーズ事務所が発表した。メンバー間で話し合いを続けた結果、数人から「今の5人の状況ではグループ活動をすることは難しい」との意見が出たためだという。5人は当面の間、同事務所に所属して個別に活動する。「解散」が最初に表面化したのは2016年1月。メンバー内で事務所からの独立に対する意見が分かれ、分裂の危機とされた。グループの育ての親で、長年SMAPを担当した元マネジャーが、ジャニーズ事務所の関連会社(当時)の役員を辞任したことで、騒動が本格化した。今年はデビュー25周年だったがコンサートや番組への出演なども実現せず、活動休止の提案も出たが、「休むより解散したい」という希望が出たことなどから解散が決まったという。

【労働】外国人実習生へ違反、2015年も増加 3695事業場 (8/16.Tue)

 日本で働きながら技術を学んでもらう外国人技能実習生の受け入れ企業で、2015年1年間に違法な時間外労働や賃金不払いなどの労働基準関係法令の違反が見つかったのは3695事業場で、前年より718カ所増えた。増加は2年連続で、記録をさかのぼれる2003年以降では最多だった。厚生労働省が発表した。労働局や労働基準監督署が、監督指導に入った事業場は前年より約1.3倍増の5173カ所で、うち7割以上で違反が見つかった。違法に残業をさせるなど労働時間に関わる違反が1169件、安全措置が講じられていない機械を使わせたなどの違反が1076件と多かった。指導をしても改善が見られなかったり、死亡事故が起きたりしたため企業を送検した件数は同約1.8倍増の46件で、こちらも2003年以降で最多だった。フォークリフトを無資格で運転させて死亡させる悪質な事例もあった。

【国際】北朝鮮駐英公使が亡命 韓国統一省発表「過去、最高位級」(8/17.Wed)

 韓国統一省報道官が、北朝鮮のテ・ヨンホ駐英公使が最近、夫人や子どもと共に韓国に亡命したと発表した。テ公使は、玄鶴峰・駐英大使に次ぐ地位にあった。同省は「過去に脱北した北外交官の中では最高位級だ」としている。北朝鮮では、1997年に駐エジプト大使が米国に亡命したことがある。テ公使は動機について「金正恩体制に嫌気がさし、韓国の自由民主主義にあこがれた。子どもの将来も考えた」と話しているという。韓国の朴槿恵大統領は15日の演説で、金正恩委員長と幹部を区別する呼びかけをしており、こうした北朝鮮指導層の動揺を最大限利用したい考えだ。

【市場】8月進んだ円高ドル安 一時99円台も (8/18.Thu)

 8月に入って外国為替市場で円高ドル安の流れが続いている。米国の利上げ観測の後退がきっかけで、円高傾向が定着すれば輸出企業の収益を圧迫し、日本経済の足を引っ張りかねない。日本銀行が9月に予定する金融政策の検証の議論に影響する可能性もある。18日の東京外国為替市場の円相場は、英国の欧州連合(EU)離脱が決まった6月下旬以来約1カ月半ぶりに一時、1ドル=99円台をつけた。円高が進んだのは、市場で米国の利上げが遠のいているとの見方が広がったことが大きい。日銀の金融政策決定会合や政府の経済対策発表などが終わり、市場の関心は米利上げの時期に集まっている。

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