ニュースのポイント
はや2月、大学3年生の就活スタートまで1カ月を切りました。そろそろ準備をしなきゃと焦りつつ、何をしたらいいかわからない、という人も多いと思います。そんなみなさんにオススメしたいのが、朝日新聞デジタル(朝デジ)の活用です。業界や企業の情報収集はもちろん、エントリーシート(ES)や面接対策にも。全日空(ANA)の客室乗務職に内定した4年生と、これから就活を始める大学3年生の活用法を紹介します。1カ月でも、やるとやらないは大違い。続ければ絶対に力がつきますよ。
今日取り上げるのは、17面の特集「朝デジ 就活にフル活用」です。
記事の内容は――ANA客室乗務職に内定した青山学院大4年の福山美咲さん(写真)。航空業界を目指し始めたのは昨年2月と遅く、出遅れをカバーしようと参加した「朝日就職フェア」をきっかけに紙の朝日新聞とデジタルの購読を始めた。朝デジでは、志望企業名を「MYキーワード」に登録、航空業界や競合する業界、考え方のヒントになる記事は「スクラップ」して読んだ。面接前の待ち時間にも読み返して役立った。「天声人語」「いちからわかる!」も活用した。
法政大3年の浅川結菜さんは、昨年11月の就職フェアで内定者の話を聞き、朝デジの購読を始めた。スマホで通学中や就寝前に読むことが多い。MYキーワード、過去記事検索、いちからわかる!、スクラップを活用している。
(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)
就活アドバイス
2人の学生がオススメする具体的な朝デジ活用法は以下を見てください。紙の新聞も読んでほしいのですが、デジタルならではの機能が就活にはとくに便利です。
<私たちのオススメ>
【特集】
■朝デジ就活ニュース=企業研究や就活関連ニュースなどを満載。CA流マナー講座もこちら(トップ→経済・マネー→朝デジ就活ニュース)
【機能】
■MYキーワード=気になるキーワードを五つまで登録すれば、その言葉を含む記事をまとめて表示
■スクラップ=切り抜きイメージでもWEB表示でも。1000件まで保存可能
■過去記事検索=新聞本紙やデジタル版に掲載された過去1年分の記事を検索し放題
■ヘッドラインメール=その日の主要記事や注目記事、役に立つ特集などを毎朝メールでお知らせ。ワンクリックで直接記事に飛ぶことができます
「就活には新聞」と言われることがあると思いますが、なぜでしょうか。要点だけ整理します。
◆企業ホームページなどには載っていない企業の最新情報がわかり、企業研究でリードできる
◆個別の企業だけでなく、業界全体の動向・分析、ライバル社との比較などを読める。データも豊富
◆新聞記事をもとにして話せば、企業の採用担当者に説得力をもって伝わる。ES、筆記試験、面接、グループディスカッションなどあらゆる場面で使える
◆企業は日々世の中のニーズを探り、商品やサービスを開発しているため、世の中の動向に敏感。社会の最新の動向に関心を持ち、常にアンテナを張って情報収集できる人を求めている。「社会に関心がない人」は困る
◆社会人の多くは新聞を読んでおり、共通の話題になる
最後の項目については、今日の記事で浅川さんがこう語っています。「知識が増え、父母やアルバイト先のお店の先輩、話しかけられるお年寄りのお客様の時事的な話題もきちんと理解して会話できるようになりました」。これからみなさんがOB・OG訪問や会社説明会で会う先輩社員と話すときに、話題が広がりますよ。
「人事のホンネ」の最新版「2016シーズン第9回 大成建設」で、人事部課長代理の河野耕作さんは、新聞を読んでいる学生と読んでいない学生の違いについてこう言いました。「時事ネタを振ったときにちゃんと返してくれる方と、全然返ってこない方がいます。新聞と本を読んでいるかは気にします。新聞や本は教養ですよね。『施工管理は体力仕事だから頭を使わない』のではなく、ちゃんとそういう教養も持って活躍してほしいというのが会社としての考えです」
就活に役立つ新聞の読み方についてはこれまでにも書きました。まだの人は読んで参考にしてください。また、就活セミナー「朝日学生キャリア塾」2月コースは、明日4日が申し込み締め切りです。ES徹底添削、連続模擬面接など直前対策が盛りだくさんです。何から始めたらいいのかわからないという人には、そのきっかけにもなりますよ。いずれも下のリンクからどうぞ。
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