
(写真はiStock)

■<インターンシップ>夏休みに2社に参加
9月は、外食業界の2社のインターンシップに参加しました。1社目は全国展開している大手外食チェーンで、3日間のオンラインインターンでした。マーケティングや店舗開発について学ぶほか、新店舗を考案するグループワークにも挑戦しました。ここは人材力とマーケティング力が売りだということで、特にマーケティングについて店舗を出す場所から業種、規模、外装、内装まで順序立てて決めていくプロセスを知ることができ、すごく興味深かったです。アイデア出しは苦手でしたが、オンラインということもあり全国各地から参加した学生との交流でも刺激を受けました。
2社目は地元の外食企業で6日間の対面インターンに参加しました。地元食材を使った料理で地域活性化を目指す会社で、一方で世界展開も視野に入れていて、社長の情熱に感銘を受けました。
■<企業研究>「従業員を大切にする」姿勢に共感
1社目の大手外食チェーンは「従業員第一」を掲げ、お客様第一ではなく、まず従業員が楽しく働けることを重視していました。現場の声を本部に直接届けられる制度があり、一つ一つの意見に丁寧なフィードバックが返ってくると聞きました。アルバイトから社員になった方も何人もいて、それだけ現場が大切にされているんだなと実感しました。私は以前働いていたファストフード店で、現場から何を言っても運営に反映されないことを経験してきたこともあり、この従業員ファーストの考え方には強く共感しました。いまのところ志望度は高く、10月には社員さんとの面談も予定されているので参加しようと思っています。
■<今後の就活>周りと比べるよりも自分のペースを大切に
夏休み中、周りの友人たちは多くのインターンに参加していたようです。自分はやる気が落ちていたこともあり、自分の行動量が少ないのではないかと不安になることもありました。しかしいまは、焦って判断力を鈍らせるよりも、冷静に行動して、自分に合った道を見つけることが重要だと考えています。今回2社のインターンに参加し、自己分析のワークも重ねたことで、浅く多くの企業を見ていた6月頃よりもずっと明確に自分の価値観を言語化できました。それは「笑顔で楽しく働きたい」という想いです。そういう意味ではこれからは、従業員を大切にする企業文化があるかどうかが企業を選ぶときの重要な判断基準になると思います。インターン先を2社に絞って深くかかわって正解でした。
大学の研究室が決まりまして、就活のサポートをちゃんとしてくださる先生の下につくことになりました。アルバイトが夜遅いこともあり疲れのとれない日が続いていますが、10月からは他業界も含めて、もう少し幅広く企業研究を進めようと思っています。
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2025/11/25 更新
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