2024年02月26日

日経平均株価が史上最高値更新 就活生にも追い風に【週間ニュースまとめ2月19日~25日】

テーマ:週間ニュースまとめ

  東京株式市場の日経平均株価が約34年ぶりに史上最高値を更新しました。20世紀末のバブル経済期につけた株価をようやく突破することができたわけで、長く苦しんだバブル崩壊の後遺症から抜け出したことを示す象徴的な出来事になりました。

 同じ日には、日本銀行の植田和男総裁が「デフレではなくインフレの状態にある」と述べました。日本経済の局面が変わったことをはっきりと表明したことになります。こうした流れは、企業のマインドを変えるはずです。これまでは稼いでも内部に貯めこむ企業が多かったのですが、これからは人やモノへの投資に積極的になりそうです。就活生には当然、追い風です。採用数を増やしたり初任給を引き上げたりする企業が増えることが予想されます。ただ、「自分のやりたい仕事は何か」ということをしっかり考えていないと、せっかくの追い風を生かせず、就職してから「こんなはずではなかった」と後悔することになりかねません。来春以降の就職を目指す人は、自分のやりたい仕事についてよく考えることが大切な時期です。(ジャーナリスト・一色清)

(写真・日経平均株価が終値で史上最高値をつけた2月22日。拍手する人もいた=東京都千代田区丸の内1丁目の大和証券/朝日新聞社)

【国際】日立造船の供託金原告へ 元徴用工訴訟初の受領、日本政府は「遺憾」(2/20.Tue)

 日立造船に損害賠償の支払いを命じる判決が確定した韓国の元徴用工訴訟をめぐり、原告側は20日、同社が裁判所に預けていた供託金6千万ウォン(約670万円)を受け取ったと明らかにした。一連の訴訟で、日本企業の資金が原告側に渡るのは初めて。林芳正官房長官は20日の記者会見で、同社の供託金が原告側に引き渡されたことについて、1965年の日韓請求権協定に反する判決に基づく措置と批判し、「日本企業に不当な不利益を負わせるものであり、きわめて遺憾だ」と述べた。「我が国の厳重な抗議の意を韓国政府に対してしかるべく伝達する」との考えを示した。

【経済】日経平均株価、終値も史上最高値 34年ぶり歴史的水準突破(2/22.Thu)

 22日の東京株式市場で日経平均株価が大幅反発し、前日より836円52銭(2.19%)高い3万9098円68銭で取引を終え、約34年ぶりに史上最高値を更新した。バブル崩壊後、長く低迷していた日本株。企業の変革や日本経済のデフレ脱却への期待から、ついに歴史的な水準に達した。日本経済は1990年代以降、低成長と物価低迷が続き、「失われた30年」と言われた。物価と賃金に上向きの動きが広がる中、株価は一足先に「バブル後」を脱した。急騰の立役者は、この日も半導体銘柄だった。朝方発表の米半導体大手エヌビディアの2023年11月~2024年1月期決算が予想を上回り、投資家が積極姿勢を強めた。

【経済】植田・日銀総裁「インフレの状態にある」 金融政策の転換を示唆か(2/22.Thu)

 日本銀行の植田和男総裁は22日の衆院予算委員会で、今後も物価上昇が続くとの見通しを示し、「(今は物価が下がり続ける)デフレではなく、インフレの状態にあると考えている」と述べた。日銀はデフレからの脱却を目指し、10年以上も大規模な金融緩和を続けている。今後の金融政策の転換を示唆した可能性がある。1月の記者会見では「デフレの状況とはかなり遠いところに来ている」と述べていた。物価の認識について踏み込んだ。

【スポーツ】元横綱白鵬が2階級降格 「師匠の自覚欠如」 弟子の暴力問題で(2/23.Fri)

 日本相撲協会は23日、弟子の暴力行為を知りながら報告を怠ったなどとして宮城野親方(元横綱白鵬)を委員から最下位の年寄(再雇用者の参与を除く)へ2階級降格と減俸処分とした。東京・国技館で開いた臨時理事会で決めた。処分は7段階に分かれ、降格は解雇、引退(退職)勧告に次いで3番目に重い。協会によると、幕内北青鵬が同部屋の2力士に対し、顔への平手打ちや、殺虫剤のガスに引火させ炎を体に近づけるなどの暴行を2022年7月ごろから1年以上していた。北青鵬は引退勧告相当の懲戒処分とみなされたが、理事会前に引退届が出され、受理された。

【経済】TSMC第1工場、熊本で開所式 「日本の半導体生産のルネサンス」(2/24.Sat)

 半導体受託生産で世界最大手の「台湾積体電路製工(TSMC)」が24日、国内に初めて建設した第1工場(熊本県菊陽町)の開所式を現地で行った。同社創業者で「台湾半導体の父」と呼ばれる張忠謀(モリス・チャン)氏や斎藤健経済産業相らが参加した。同工場の敷地は東京ドーム4.5個分を超える約21万平方メートル。年内に回路線幅が12~28ナノメートル(ナノは10億分の1)のロジック半導体の本格的な量産に入る。張氏は式典で「日本の半導体生産のルネサンス(再興)の始まりだと信じている」と語った。TSMCは同じ熊本県内で第2工場の建設に年内に着手し、2027年末までの稼働を予定する。第1と合わせた投資規模は200億ドル(約3兆円)超。日本政府も1兆円超の補助金で支援する。

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