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ここまで強烈かどうかは別としても、似たような「上意下達で信賞必罰」の企業風土を持っている会社はあると思われます。こうした会社は短期的な成長はしても、企業風土を変えないかぎり、どこかでつまずく可能性が大きいでしょう。会社選びの際には、企業風土を調べることが重要です。先輩訪問やネットの情報などで気になることがあれば、会社訪問の際にきちんと質問をするようにしてください。(ジャーナリスト・一色清)
(写真・ビッグモーターの店舗=東京都内)
★【社会】ビッグモーター、保険金の不正請求1千件超 報告書公表、調査継続へ (7/18.Tue)
中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)が自動車保険の保険金を水増し請求していた問題で、同社は18日、少なくとも1275件で不正が見つかったと認めた。これまで伏せてきた、外部の弁護士らによる特別調査委員会の報告書も初めて公表した。兼重宏行社長ら経営陣は報酬の自主返上を決めた。同社は事故車を修理する際、わざと車体に傷をつけたり、不要な部品交換をしたりして、損害保険会社に保険金を水増し請求していた。調査委は、不正請求の原因として、不合理な目標設定やコンプライアンス(法令や社会規範の順守)意識の低さなどを挙げた。不正は全国の工場で見つかり、従業員へのアンケートでは不正に関与した理由として「上司からの指示」が6割近くを占めた。不正が組織的だった疑いが濃い。
★【社会】万博、撤退する国「あるでしょうね。仕方ない」建設遅れで関経連会長(7/18.Tue)
2025年の大阪・関西万博に参加する国・地域が建てるパビリオンの建設申請が遅れている問題で、関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は18日、個人的な意見として「(参加国の中には)今ごろ設計もない、何のレスポンス(反応)もない、そういう国が56カ国の中にある」とし、「(撤退する国が)あるでしょうね。仕方ない」との考えを示した。2025年4月の開幕の延期には、「絶対にやめてください。とにかくやろうと、やれるようにスケジュールを組み替えていったらいい」と述べ、強く反対した。
★【社会】6月インバウンド客、3年5カ月ぶりに200万人超 中国以外が回復(7/19.Wed)
日本政府観光局(JNTO)は19日、6月の訪日外国人客(インバウンド)が207万3300人だったと発表した。新型コロナの感染拡大前の2019年同月比で72%まで戻った。夏の観光シーズンを迎えるなか、国内旅行客も増加。人気の観光地は混雑が激しくなり、オーバーツーリズム(観光公害)の問題も出始めている。昨年10月に新型コロナの水際対策が緩和されてから回復が続いており、1カ月の訪日客が200万人を超えたのは2020年1月以来3年5カ月ぶりだ。国・地域別では、韓国が最多で約55万人。台湾が約39万人、米国が約23万人と続いた。コロナ前の2019年に訪日客の3割(959万人)を占めていた中国は、約21万人だった。
★【経済】6月の貿易収支、23カ月ぶり黒字 資源価格落ち着き輸入が大幅減 (7/20.Thu)
財務省が20日発表した6月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は430億円の黒字だった。黒字は2021年7月以来23カ月ぶり。輸出は前年同月比1.5%増の8兆7441億円。輸入は12.9%減の8兆7010億円と大きく減った。輸出は6月としては過去最高だった。米国向けの大型車などが好調だった自動車が49.7%増と1.5倍の伸びとなった。半導体不足が和らぎ、生産が回復している。パワーショベルなどの建設用・鉱山用機械も45.8%増だった。輸入は、原油、石炭、液化天然ガスがいずれも3割以上減った。世界的に資源価格が落ち着いているほか、数量も減っている。
★【経済】6月の消費者物価、3.3%上昇 電気代値上げで前月より上げ幅拡大(7/21.Fri)
6月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞいた総合指数が105.0で、前年同月より3.3%上がった。電気代の値上げで上昇率は2カ月ぶりに拡大。食品の値上がりも止まらず、上昇は22カ月連続となった。総務省が21日発表した。品目別では、生鮮食品をのぞく食料が9.2%上がり、高水準の上昇が続いている。とくにタマゴの値段が高止まりしており、35.7%アップした。国産の豚肉も9.4%、食用油も16.5%上がるなど、食卓への影響は厳しさを増す。政府は今年度の消費者物価の上昇率を、生鮮食品を含む総合指数で2.6%と見込む。この数値は、1月に4.3%を記録して以降は3%台で推移し、6月は3.3%。3.0%まで鈍化している米国を8年ぶりに上回った。
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