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週間ニュースまとめ
★【科学】本庶佑さんらノーベル医学生理学賞 がん治療に新境地(10/1.Mon)
スウェーデンのカロリンスカ医科大は1日、ノーベル医学生理学賞を京都大の本庶佑特別教授(76)と米テキサス大MDアンダーソンがんセンターのジェームズ・アリソン教授(70)に贈ると発表した。2人は、免疫をがんの治療に生かす手がかりを見つけた。新しいタイプの治療薬の開発につながり、がん治療に革命をもたらした。本庶さんの成果は、「オプジーボ」などの免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる薬に結びついた。体内では通常、免疫が働いてがん細胞を異物とみなして排除する。しかし、免疫細胞には自身の働きを抑えるブレーキ役の分子があるため、がん細胞はこれを使って攻撃を避け、がんは進行してしまう。2人はそれぞれブレーキ役の分子の役割を発見し、この働きを抑えてがんへの攻撃を続けさせる新しい治療を提案した。がん治療は従来、外科手術、放射線、抗がん剤が中心だったが、「免疫でがんを治す」という第4の道をひらいた。
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◆性暴力の被害受け闘う当事者と医師に、ノーベル平和賞
★【政治】内向き組閣、盟友や側近の「復権」 第4次安倍改造内閣(10/2.Tue)
安倍晋三首相は2日、内閣改造と自民党役員人事を行い、第4次安倍改造内閣を発足させた。総裁選で首相を支援した論功行賞で派閥の入閣待機組を処遇し、12人が初入閣。記者会見で首相は「全員野球内閣」と名付けたが、憲法改正に向け側近を役員に登用するなど内向きの布陣となった。女性登用は、片山さつき地方創生相1人にとどまった。首相は「各国と比べて女性閣僚の比率は少ないと認めざるをえないが、2人分、3人分の発信力をもって仕事をしてもらえると期待している」と語った。
★【経済】トヨタとソフトバンクが新会社設立 無人タクシーや宅配(10/4.Thu)
トヨタ自動車とソフトバンクは4日、移動サービス事業で提携すると発表した。今年度、配車サービスや自動運転車の宅配などを手がける新会社を共同で設立する。国内の巨大企業2社が「日本連合」として手を結んだ。新会社「モネテクノロジーズ」の資本金は20億円。出資比率はソフトバンクが50.25%、トヨタが49.75%で、将来的には100億円まで増資する。ソフトバンクの宮川潤一副社長が社長に就く。両社の約30人の技術者らが事業展開を担う。
トヨタとソフトバンク、国内2トップ連合で「移動革命」なぜ?【今週のイチ押しニュース】
★【経済】スルガ銀、6カ月の一部業務停止に 国内銀行で5年ぶり(10/5.Fri)
金融庁は5日、シェアハウス融資などで多数の不正があった地方銀行のスルガ銀行(静岡県沼津市)に対し、6カ月間の一部業務停止命令と業務改善命令を出した。不動産投資向けの新規融資を禁じる。不動産融資での資料改ざんなどに加え、創業家関係会社への不透明な融資、暴力団関係者との取引といった問題も判明。悪質性から重い処分に踏み切った。国内銀行への一部業務停止命令は、暴力団関係融資を放置したみずほ銀行に2013年12月に出されて以来で、極めて異例。業務停止期間は今月12日から来年4月12日まで。不動産投資向けの新規融資以外の業務は継続される。金融庁は経営責任の明確化や管理態勢の強化が必要だとして、11月末までの業務改善計画提出を求めた。
★【社会】仲卸「寂しいけど、ありがとうだな」築地市場が営業終了(10/6.Sat)
「日本の台所」と称された東京都の中央卸売市場・築地市場(中央区)は6日、83年に及ぶ営業を終えた。業者らは午後から引っ越し作業を本格化させ、移転先の豊洲市場(江東区)は11日に開場する予定だ。場内は買い出し人や観光客でにぎわい、昼ごろまでに全ての店が営業を終えた。築地市場には国内の中央卸売市場の4分の1の水産物が集まり、卸売業者らが築いた「築地ブランド」は国際的な知名度もある。
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