2018年02月13日

平昌五輪きっかけに朝鮮半島の未来考えよう 【週間ニュースまとめ 2月5日~12日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 平昌オリンピックが開幕し、新聞、テレビ、ニュースサイトなどもオリンピックの話題でいっぱいです。競技とは別にオリンピックを利用した政治の動きも活発です。この週、注目を集めたのは、北朝鮮のトップである金正恩(キムジョンウン)氏の妹、金与正(キムヨジョン)氏です。金正恩氏の親書をもって平昌を訪れ、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談しました。親書には「早い時期に面会する用意がある。都合のよい時期に訪朝してほしい」と書かれてありました。ほんの少し前まで、一触即発ムードだった朝鮮半島ですが、一挙に対話ムードが広がりました。ただ、対話で問題を解決することは簡単ではありません。韓国と北朝鮮だけでなく、米国、日本、中国、ロシアという関係国の利害も絡まります。朝鮮半島は複雑怪奇です。国際政治に関心のある人は、それぞれの国が望ましいと考える朝鮮半島の姿を考えてみませんか。とてもいい頭の体操になると思います。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色 清)

(写真は、韓国の大統領府で会談する文在寅大統領=右から3人目と、北朝鮮の金与正氏=左から2人目=2018年2月10日撮影、東亜日報提供)

週間ニュースまとめ

【社会】陸自ヘリが住宅に墜落 隊員1人死亡1人捜索中 佐賀
(2/5.Mon)

 防衛省に入った連絡によると、5日午後4時43分ごろ、陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地(佐賀県吉野ケ里町)の南約4キロの住宅街に、陸自のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した。目達原駐屯地の管制官から防衛省への報告によると、機体は西に向かって飛行中に機首から地上に墜落、炎上したという。

【社会】眞子さまと小室さん結婚、2020年に延期 宮内庁発表(2/6.Tue)

 宮内庁は6日、秋篠宮家の長女眞子さま(26)と、国際基督教大学の同級生で法律事務所勤務の小室圭さん(26)の結婚を延期すると発表した。同庁はお二人の「お気持ち」を公表。延期の理由について「充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました」と説明した。来年は天皇陛下の退位や皇太子さまの即位に伴う一連の儀式が続くため、再来年に延期するという。

【政治】森友関連の文書、新たに20件 検査員検査には提出せず(2/9.Fri)

 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、財務省は9日、学園側との交渉内容が含まれる新たな文書20件、計約300ページを国会に提出し、公表した。学園側の要求に応じられるか、同省が内部で検討している内容。同省は昨年実施された会計検査院の検査に対し、これらの文書を提出していなかった。

【スポーツ】平昌オリンピックが開幕、最多の92カ国・地域が参加(2/9.Fri)

 第23回冬季オリンピック競技平昌(ピョンチャン)大会は、9日午後8時からの開会式で開幕した。1988年にソウル夏季大会を開催した韓国では初めての冬季五輪で、アジアでの開催は72年の第11回札幌大会、98年の第18回長野大会に続く3回目となる。

【国際】北朝鮮、文大統領に訪朝要請 「条件整え実現を」と返答(2/10.Sta)

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の実妹、金与正(キムヨジョン)氏は10日午前、正恩氏の特使として韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会い、「早い時期に面会する用意がある。都合の良い時期に訪朝してほしい」とする正恩氏の考えを口頭で伝えた。韓国大統領府が発表した。文氏は「今後、条件を整えて実現させよう」と答えた。

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