2016年11月14日

高齢化社会でどう働くか考えよう(ニュース★あらもーど 11月7日~11月13日)

テーマ:週間ニュースまとめ

 高齢ドライバー運転の乗用車による重大事故が、最近相次ぎ報じられていますね。「免許を取り上げればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、「車なしには暮らしていけない」という声も、特に地方では強くあります。高齢化が急速に進むなかで、規制だけで済む話ではありません。
 視点を変えると、みなさんは今後、このような巨大な「高齢者市場」を相手にしていくことになります。そんなことを考えながら、積極的におじいさんやおばあさんの話を聞いたり、何か手伝ったり、高齢者向けのボランティアをしたりすることは、みなさんの人生を考える上でとても有益なことです。年末年始に祖父母宅を訪問したらぜひやってみるといいですよ。
 
 写真は10月12日付朝日新聞朝刊、JR東日本が福島県いわき市に設立した「JRとまとランドいわきファーム」を紹介する全面広告を使ったバッグ。背景はJR東京駅に停車中の常磐線特急「ひたち」です。

 毎週月曜は1週間のニュースのうち、みなさんと共有したい話題をお届けする「ニュース★あらもーど」の日。火曜~金曜日の「今日の朝刊」通常版とともに、ご活用ください。(朝日新聞教育総合本部ディレクター・真下 聡)

ニュースダイジェスト

【福岡】博多駅前で大規模陥没 直下で地下鉄工事 (11/8.Tue)

 福岡市博多区のJR博多駅前の市道2カ所が早朝に陥没、穴は徐々に広がり、計5車線の道幅いっぱいの約30メートル四方、深さ約15メートルになった。穴には水が激しく流れ込み、ガス漏れや停電もあり、市は周辺のビル10棟に避難勧告を出した。現場は市営地下鉄延伸のための工事中で、市は掘削が陥没の原因となったことを認め謝罪した。

【温暖化】パリ協定、日本も締結 国会で承認 (11/8.Tue)

 地球温暖化対策の新たな国際ルール「パリ協定」の承認案が、衆院本会議で全会一致で可決された。政府は国連本部に書類を提出し、協定を締結した。ただし、日本は他国に比べると出遅れたため、モロッコで開かれる協定の実施ルールを決める会合には、正式参加できない。

【携帯電話】出荷10%減、2000年度以来最低 値引き規制響く (11/10.Thu)

 2016年度上半期(4~9月)に、国内向けに出荷された携帯電話は前年同期比10.9%減の1518万台で、半年間としては2000年度の調査開始以来最低だったことがわかった。総務省が「実質0円」などの過剰な値引きを禁止したためだ。特に国内勢の落ち込みが大きく、携帯電話メーカーは、通信大手3社だけに頼らない戦略にかじを切り始めている。

【鉄道】インド新幹線、2023年完成 日本式輸出、職員4000人育成(11/11.Fri)

 日本とインド両政府が、日本の新幹線方式が採用されたインド高速鉄道計画について2018年に着工し、2023年に完成させることで合意した。日本政府が進める「パッケージ型インフラ輸出」の新幹線分野の目玉案件で、具体的な工期が初めて決まった。2018年に着工するのは、インド西部のムンバイ―アーメダバード間(約500キロ)。

【韓国】大統領の辞任求め26万人集会(11/12.Sat)

 韓国の首都ソウルで、朴槿恵(パククネ)大統領の辞任を求める大規模集会があり、警察推計で26万人が集まった。朴氏は首相人事案について、与野党が推薦した人物を任命するとして事態の収拾を図ろうとしているが、国民の評価は厳しい。最新の支持率も過去最低の5%(韓国ギャラップ調べ)に落ち込んでいる。集会は労働組合や市民団体が主催し3回目。今回は規模が大幅に拡大し、1987年の民主化闘争に匹敵する規模との見方もある。

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