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特に今回は、「男性の育休」という政策的にも重要なテーマについて積極的に発言していたのに、その基盤を自ら台無しにするようなことをしたということで批判を浴びました。そこがこれまでの政治家の不倫スキャンダルと異なるところです。そして今回の結果として4月に補欠選挙が行われます。7月の参院選の前哨戦としてとても大事な選挙になります。4月に重要な選挙があるとなると、最近不安定な経済についても年度末の状況が関心を集め、それが政策に影響を与えるかもしれません。きっかけが何であれ、議員辞職のインパクトは大きいのです。
毎週月曜は1週間のニュースのうち、みなさんと共有したい話題をお届けする「ニュース★あらもーど」の日。火曜~金曜日の「今日の朝刊」通常版とともに、ご活用ください。(朝日新聞教育総合本部ディレクター・真下 聡)
ニュースダイジェスト
★【統計】旅行収支、53年ぶり黒字 「爆買い」効果で1兆円超 (2/8.Mon)
財務省が発表した2015年の国際収支(速報)によると、訪日外国人旅行者の「爆買い」効果で、旅行者のお金の出入りを示す旅行収支が53年ぶりの黒字になった。東日本大震災後、貿易収支は赤字続きだが、旅行収支の黒字がこれを穴埋めするほどに伸びている。外国人の国内での消費額は3兆838億円で、前年より約1兆円増えた。円安などの影響で訪日外国人旅行者が過去最高の1973万人に達したためで、日本人が海外で消費した額を差し引いた旅行収支は、前年の441億円の赤字から1兆1217億円の黒字になった。訪日外国人で多いのは中国、台湾、香港、韓国からの旅行者で、全体の7割を占める。貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す経常収支は16兆6413億円の黒字だった。
★【金融市場】長期金利、初のマイナス 投資資金、国債に流入 (2/9.Tue)
債券市場で長期金利の指標となる満期10年の国債の流通利回りが、一時初めてマイナスになった。利回りが「マイナス」になるのは世界的にも異例で、スイスに次いで2カ国目。満期まで10年の国債(新発10年物国債)の流通利回りは一時、前日の終値より0.050%幅下がり(国債の価格は上昇)、マイナス0.010%になった。すでに、満期10年未満の新発国債の流通利回りはマイナスになっている。利回りがマイナスとなった国債は、満期まで持っていると損が出ることになる。新発10年物国債は信用度が高く、債券市場で最も活発に売買されている。このため、満期まで持つ場合に得られる年間の金利(流通利回り)は、期間が1年以上の長期金利の指標となっている。長期金利がマイナス圏まで下がったことを受けて、企業の長期の借入金や個人の住宅ローンなどの金利のほか、預金金利の引き下げなどの動きがいっそう広がる可能性がある。
★【消費者庁】「特別用途食品」認定拡大へ 糖尿病向け食品など(2/9.Tue)
通常の食事がとれない病気の人などのために特別の配慮がされた食品を国が認定する「特別用途食品」を増やすことを目指し、消費者庁が検討会をスタートさせた。糖尿病向けの食品などに対象を広げたり、表示も分かりやすくしたりして医療や介護での利用拡大を促す。今秋に最終報告をまとめる。現在は栄養に特別な配慮を必要とする病気の人向けの「病者用食品」や、飲み込む力が弱い人向けの「えん下(げ)困難者用食品」など4区分があり、59点の食品が認められている。一方、病院や介護施設向けに開発された食品は3000品目以上あるがその大半は特別用途食品になっていない。検討会では、医療・介護現場からの要望に基づき、新しい区分を追加することを検討する。
★【科学】100年前予言の「重力波」を初観測 米研究チーム発表(2/11.Thu)
100年前にアインシュタインが存在を予言し、世界の研究者が観測を目指していた「重力波」について、米国の研究チームが初めて観測したと発表した。最終的に確認されれば理論が実証されたことになり、物理学の歴史的な成果となる。重力波は、時間や空間がわずかに伸び縮みする「時空のひずみ」がさざ波のように伝わる現象。物体が加速して動くときに起こる。アインシュタインが1916年、一般相対性理論一般相対性理論から予言していた。重力波はあらゆる運動で生じるとされるが、極めて微弱で通常は観測できない。研究チームは二つのブラックホールが合体したときに出たとみられる重力波を十分な精度で検出できたとしている。物理学誌「フィジカル・レビュー・レターズ」に論文が掲載された。
★【政治】宮崎衆院議員が辞職へ 「主張と行動、つじつま合わない」(2/12.Fri)
国会議員として育休を取る考えを表明した後に、週刊誌「週刊文春」で不倫疑惑を報じられた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)が、衆院議長に議員辞職願を提出した。16日の衆院本会議で許可される見通し。辞職に伴う衆院京都3区の補欠選挙は、衆院北海道5区補選とともに4月12日告示、24日投開票の日程で実施される。宮崎氏は昨年末、妻である自民党の金子恵美衆院議員(37)の出産に伴い、育休を1カ月程度取る考えを表明。だが、金子氏が2月5日に男児を出産する直前に、宮崎氏は地元・京都の自宅に女性タレントを泊めたと週刊文春が報じた。宮崎氏は12日の会見で「自分が主張してきたことと、軽率な行動のつじつまが合わない」と、議員辞職の理由を説明した。
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