2024年07月16日

トランプ氏銃撃される アメリカの銃社会にも問題が【週間ニュースまとめ7月8日~15日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 アメリカであってはならない暗殺未遂事件が起こりました。米大統領選に立候補しているトランプ前大統領が、演説中に銃撃されたのです。銃弾はトランプ氏の耳にあたり、血が流れましたが、大事には至らなかったようです。ただ、聴衆の1人が死亡し、2人が重傷だと伝えられています。射殺された容疑者は20歳の男で、演説会場から120メートル以上離れた建物の屋根の上から狙撃したそうです。

 それにしても、20歳の男がライフル銃を持って大統領候補の近くにいたということが驚きです。事件直前に通報があり、警察官が男のいた建物の屋根に上ろうとしましたが、男からライフルを向けられ上れず、その直後に発砲があったといいます。深刻な事件ですが、根本的な問題は20歳の若者でも簡単に銃を手にすることができるアメリカの銃社会にあります。アメリカではこれまでもひんぱんに銃による乱射事件が起きています。かつては有力政治家の暗殺事件が頻発しました。しかし、開拓時代からの「銃で身を守る」という考え方に銃産業の政治力が加わって、抜本的な銃規制はおこなわれないままです。襲われたトランプ氏は銃規制に反対する立場なのが何とも皮肉です。(ジャーナリスト・一色清)

(写真・狙撃の翌々日に行われた共和党全国大会の会場で、トランプ前大統領を支持するサインを掲げる参加者たち=ウィスコンシン州ミルウォーキー/朝日新聞社)

【社会】兵庫知事告発した元局長死亡 斎藤知事「大変ショック受けている」(7/8.Mon)

 兵庫県の斎藤元彦知事らを内部告発した元西播磨県民局長の男性(60)=停職中=が死亡した。告発内容を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)で19日に証言を予定していた。関係者によると、元県民局長は7日夜、同県姫路市の民家で死亡しているのが見つかった。自殺の可能性があるという。元県民局長は3月、知事のパワハラや物品の受け取りなどを告発する文書を一部の県議や報道機関に配布。知事は「事実無根の内容が含まれ、名誉毀損(きそん)など法的課題がある」とし、県は懲戒処分の可能性があるとして同月末に予定していた元県民局長の退職を取り消した。
 兵庫県の片山安孝副知事が12日、今月末で辞職する意向を明らかにした。県庁で報道陣の取材に応じ、「県政に停滞と混乱を招いた。特別職の誰かが責任を取らなくてはと考えた」と語った。(7/12.Fri)

【社会】トランス女性の性別変更「手術なし」で認める 高裁、外観要件満たす(7/10.Wed)

 出生時の性別は男性で、女性として生活するトランスジェンダー(トランス女性)が、戸籍上の性別変更を求めた家事審判の差し戻し審で、広島高裁(倉地真寿美裁判長)が10日、性別変更を認める決定を出した。手術なしで男性から女性への性別変更が認められるのは極めて異例で、トランス女性に手術なしで性別を変更する道を開く司法判断となった。今回の家事審判では、2004年施行の性同一性障害特例法が定める性別変更の5要件のうち、「変更する性別の性器に似た外観を備えている」(外観要件)の解釈が焦点となった。

【社会】旧統一教会に「賠償求めない」念書は無効 高額献金、最高裁が初判断(7/11.Thu)

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に、母親(故人)が高額献金をした60代女性が、教団側に賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第一小法廷(堺徹裁判長)は11日、信者だった母親が「教団に賠償を一切求めない」と書いた念書を「公序良俗に反し、無効」と判断した。教団の献金をめぐる最高裁の判断は初。念書の有効性▽宗教団体の献金勧誘の違法性――を判断する二つの枠組みも初めて示した。その上で、念書を「有効」として女性を敗訴とした一、二審判決を破棄し、献金の勧誘をした教団信者の行為の違法性を再び検討させるため、審理を東京高裁に差し戻した。ただ、今回の献金の経緯を「異例」と評価し、違法性があることも示唆した。裁判官5人全員一致の結論。

【政治】自衛隊員200人超を処分 特定秘密の違法運用や不正受給で 防衛省(7/12.Fri)

 防衛省は12日、安全保障に関わる機密情報「特定秘密」についての違法な運用や手当の不正受給などが行われていたとして、自衛隊員218人(延べ220人)を処分したと発表した。うち113人が特定秘密保護法 違反での処分で、特に海上自衛隊で違法な運用が常態化していた。海自トップの酒井良・海上幕僚長の辞任が正式に決まった。このほか、海自の潜水艦救難艦2隻に所属する隊員が「潜水手当」を不正に受給していたことが判明。不正受給の額は4300万円にのぼるという。基地内の食堂などで代金を払わずに食事をする「不正喫食」も確認され、不正受給については海自警務隊が刑事事件としての立件も視野に捜査している。

【国際】120メートル超離れた屋上からトランプ氏銃撃 20歳容疑者は射殺(7/13.Sat)

 米ペンシルベニア州バトラーで13日、トランプ前米大統領が演説中に銃撃され、右耳を負傷した。容疑者は射殺され、連邦捜査局(FBI)は暗殺未遂事件として捜査。大統領選への立候補予定者を暴力で抹殺しようとする事件が起きたことに、米国社会で激しい衝撃が広がっている。米メディアによると、FBIは銃撃したとみられる男をペンシルベニア州のトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20)と特定した。容疑者は州の記録によると共和党支持者だが、民主党系の団体に少額の寄付をしたことがあると米メディアに報じられている。CNNによると、銃撃したのはトランプ氏の演壇から120~150メートルほど離れた建物の屋根の上からだった。

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