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一方、日本の政界は裏金疑惑で大揺れです。政界の要所を占めている自民党の清和政策研究会(安倍派)の幹部「5人衆」が政治資金パーティーを通じて過去5年でそれぞれ100万円から1千万円超の裏金をつくっていたとみられています。東京地検特捜部が捜査をしていて、立件される可能性が強いとみられます。大谷選手の契約金に比べると小さな額に見えますが、ふつうの人の暮らしからすれば大きなお金です。「政治とカネ」の問題は、長く日本の政界を揺るがせてきた問題ですが、政治家はどうして懲りないのでしょうか。才能と努力で稼いだ金には称賛が送られますが、ルールを破って作った裏金には怒りと落胆しかありません。(ジャーナリスト・一色清)
(写真・自民党清和政策研究会(当時は細田派)の政治資金パーティー=2019年5月)
★【教育】日本の15歳、読解力3位に上昇 科学は2位に 国際学習到達度調査(12/5.Tue)
世界各国の15歳を対象とする2022年の学習到達度調査「PISA(ピザ)」で、日本の順位は「読解力」が前回18年の15位から3位に、「科学的リテラシー」も5位から2位に上がった。「数学的リテラシー」は5位(前回6位)。3分野ともトップレベルとなったが、コロナによる休校期間が他国より短かったことも影響した可能性がある。PISAは、多くの国で義務教育修了段階にあたる15歳時点の学習到達度を測るため、経済協力開発機構(OECD)が2000年から3年ごとに実施。コロナで2021年調査が2022年に延期され、今月5日に結果が公表された。3分野とも1位はシンガポール。
★【政治】自民幹部「辞めざるを得ない」 松野官房長官、交代不可避の情勢(12/8.Fri)
自民党安倍派から直近5年間で1千万円を超える裏金を受け取っていた疑惑について、松野博一官房長官は8日の衆参予算委員会や記者会見で「答えは差し控えたい」と繰り返し、説明を拒んだ。野党の更迭要求を岸田文雄首相は否定したが、自民内で辞任論が広がっており、松野氏の交代は不可避の情勢だ。松野氏は2019~2021年に安倍派の実務を取り仕切る事務総長を務めた。8日の予算委で、政治資金の処理について「適正に処理してきた」と説明する一方、裏金の有無など具体論については「政府の立場としてはお答えは差し控える」「派閥で事実確認がなされている最中で、私の政治団体についても精査し適切に対応していきたい」などと繰り返した。
★【経済】円急騰、一時141円台後半 金融政策「正常化」の観測、急速に浮上 (12/8.Fri)
日本銀行の金融緩和が正常化に向かうとの観測から、外国為替市場が大きく動いている。米ニューヨーク市場では7日(日本時間8日未明)、円相場が一時、1ドル=141円台後半まで急伸し、1日で5円超も円高ドル安が進んだ。ただ、市場の過剰な反応という見方もあり、このまま円高が進んでいくかは不透明だ。市場の関心は日銀の金融政策に集まっている。日銀は10年超も大規模緩和を続けてきたが、マイナス金利解除などの正常化に近く踏み出すとの観測が市場で浮上していた。
★【経済】パワー半導体、政府補助金で再編後押し 東芝・ロームが生産で協業(12/8.Fri)
半導体 大手のロームと東芝は8日、電気自動車(EV)などで使われるパワー半導体の製造で協業すると発表した。互いに強みとする分野に重点的に投資し、生産を分担することで効率化を進める。半導体の国内供給網の強化を進める経済産業省が、投資総額の3分の1にあたる最大1294億円を補助する。パワー半導体は、EVや産業機器を含む電化製品の動きを制御する中核部品。消費電力が少ない炭化ケイ素(SiC)を使った次世代製品はロームの宮崎県の工場でつくり、従来型のシリコン製の半導体は東芝の石川県の工場が生産を担うなど、互いに連携する。
★【スポーツ】大谷翔平、ドジャース移籍へ 北米プロスポーツ史上最高額で契約合意(12/9.Sat)
大リーグのエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平選手(29)が9日、ドジャースに移籍した。自身のSNSに英語で「次のチームはドジャースに決めました」と投稿し、発表した。米紙USAトゥデーによると、契約は10年総額7億ドル(約1015億円)で、北米プロスポーツ史上最高額とみられている。代理人によると打者としては来季開幕には間に合う見込みで、スター選手がそろうドジャースでも、主軸の一人として指名打者(DH)での起用が見込まれる。投手としての復帰は、早くても2025年シーズンになる見通しだ。
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