2022年01月04日

過去最大107兆円の来年度予算案 国家財政、膨らむ借金【週間ニュースまとめ12月20日~1月3日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。年末年始は大事件や大事故はなく、比較的穏やかに過ぎたように思います。ただ、新型コロナウイルスの感染者が増えているのが心配です。第6波が始まっている可能性が高く、「また自粛生活を強いられるのか」と憂鬱になります。もっと長い目で見て先行きが心配なものがあります。日本の財政です。年末には2022年度の当初予算案が決まりました。歳出は過去最大の107兆円に上ります。税収は65兆円を見込んでいますので、残りの大半は国債という名の借金でまかなわれます。国債の発行残高は2022年度末には1027兆円になる見通しです。実はこの見通しも甘く、最近は年度途中で超大型の補正予算が組まれることが常態化しています。その財源はほぼ借金ですので、その分借金はさらに膨らむことになります。また、2022年度の税収は過去最高の額を見込んでいますが、コロナの行方次第では、大幅に下回る可能性もあり、そうなると借金で穴埋めすることになります。このようにして借金は毎年膨らみ続けています。この構造は日本の経済力への信頼が保たれているので成立しています。しかし、信頼は永遠に続くものではありません。信頼が揺らぐとお金を貸してくれる先が少なくなります。そうなると国は今のような財政を続けられなくなります。国民生活には大きな打撃となるはずです。「今が良ければ、先のことは知らない」というのが、今の日本の政治です。未来ある若者たちはもっと怒ってもいいと思います。(ジャーナリスト・一色清)

【社会】「GoTo」不正受給、6万泊分を申請 HIS子会社の調査(12/24.Fri)

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は24日、政府の観光支援策「Go To トラベル」事業をめぐり、子会社などが延べ約6万泊分で不正とみられる給付金の申請をし、最大で計約6億8329万円分を不正に受け取ったとする調査結果を公表した。HIS本体の関与は確認されなかったとした。同社の顧問弁護士らでつくる調査委員会がこの日、調査結果を発表した。子会社は、HIS子会社のミキ・ツーリスト(東京都港区)とジャパンホリデートラベル(大阪市)の2社。報告書によると、ミキ・ツーリストは、従業員80人が60泊するという宿泊契約をホテル運営会社「JHAT」と結んだが、実際に泊まったのは延べ4800泊のうち114泊だけだった。給付金を申請したJHATに、計4080万円の給付金が不正に支払われた可能性があるという。

【経済】過去最大、107兆円の来年度予算案閣議決定 歳入の34%超は借金(12/24.Fri)

 政府は24日、一般会計の歳出総額が107兆5964億円となる2022年度当初予算案を閣議決定した。2021年度の当初予算から0.9%(9867億円)増え、10年連続で過去最大を更新した。税収も過去最高を見込み、国の借金である国債の新規発行額は減るが、歳入の3分の1以上を借金に頼る危機的な状況は変わっていない。当初予算の歳出が100兆円を超えるのは4年連続。計算上、国内総生産(GDP)の約2割に相当する規模だ。歳出の3分の1を占める社会保障費は1.2%増の36兆2735億円を計上し、過去最大となった。8月末時点で6600億円と見込んでいた高齢化などによる伸びは、2年に1度見直す診療報酬の全体の改定率をマイナス0.94%とすることなどで4400億円に抑えた。一方、43歳未満の女性を対象に人工授精などの不妊治療に保険を適用するのに計174億円を計上するなど、新たに増やした部分もある。

【経済】日本の農産品輸出、初の1兆円超 日本旅行できず食品購入が増えたか(12/28.Tue)

 2021年1~11月の農林水産物・食品の輸出額(少額貨物含む)は、前年同期より26.8%多い計1兆779億円だった。政府が当面の目標とする年間1兆円を1カ月を残して初めて超えた。品質の良さなどが海外で評価され、コロナ禍でも需要が伸びている。農林水産省が28日に品目別などの集計結果を公表した。好調だったのは、中国などで人気のホタテ貝(578億円、前年同期比103.2%増)、和牛などの牛肉(472億円、87.7%増)。海外で人気が高まっているウイスキー(432億円、77.8%増)、日本酒(358億円、73.5%増)も大きく伸びた。輸出先の国・地域別では、①中国(2024億円)②香港(1977億円)③米国(1507億円)④台湾(1068億円)の順で多かった。コロナの影響が一段落した中国や米国などで外食産業の需要が戻ってきたほか、家庭が日本の食品をネット通販で買う動きも広がっているという。コロナで日本に旅行に行けなくなった代わりに食品購入が増えた面もあるとみられている。円安も追い風になった。

【経済】年末終値2万8791円、32年ぶり高値 寅年はジンクス破れるか(12/30.Thu)

 今年最後の株式取引日の30日、東京証券取引所大納会があり、日経平均株価の終値は前日より115円17銭安の2万8791円71銭だった。年末株価として3年連続で前年を上回り、1989年以来32年ぶりの高値。来年は寅(とら)年で、過去8回の寅年の年間騰落率をみると2勝6敗と干支(えと)別で最下位。ジンクスを破り、勢いある相場となるか。2021年の日経平均は2万7000円台で始まった。年明け早々から新型コロナの感染が広がり、緊急事態宣言が出るなど、経済は昨年に続いてコロナ禍の影響を大きく受けた。一方で、ワクチン接種が進んだり、金融緩和で株式市場にお金が流れたりしたことが株高の追い風に。一時は3万円台に乗せ、バブル期以来約31年ぶりの高値を記録した。

【社会】全国で新たに782人の感染確認 700人超えは約3カ月ぶり(1/3.Mon)

 新型コロナウイルスの国内新規感染者の増加傾向が顕著になっている。3日午後11時10分時点で確認された感染者は782人で、昨年10月13日(730人)以来、約3カ月ぶりに700人を超えた。沖縄県は、この日全国最多の130人の感染を発表。東京都では、103人が確認された。沖縄県の130人は米軍関係者を除いた人数で、新規感染者が100人を超えるのは9月25日(115人)以来。県は、米軍由来のオミクロン株が地域に早いスピードで拡大しているとみて警戒を強めている。米軍関係者を除く新規感染者数は、県の集計で直近1週間の人口10万人あたり17.37人で、全国1位が続く。また、東京都の新規感染者が100人を超えるのは、135人だった昨年10月8日以来ほぼ3カ月ぶりで、前週の月曜日(12月27日)より68人増えた。大阪府では、79人の感染が確認された。

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