2017年04月10日

「ライブ翻訳」が実現…何を伝えるかが問われる! ニュース★あらもーど(4月3日~4月9日)

テーマ:週間ニュースまとめ

 米マイクロソフトの自動翻訳技術「Microsoft Translator」(マイクロソフト・トランスレーター)が話題です。7日に日本語への対応で、話したことを自動で翻訳し、さらにそれを音声で表現する「ライブ翻訳」が追加されたのです。日本語の話し言葉を英語やフランス語・中国語などに即座に同時に翻訳することができます。これによってみなさんの語学力が直ちに無意味になるわけではありませんが、どうやって伝えるかではなく、何を伝えるか、伝えるものを持っているかがますます問われる時代になってきました。
 朝日新聞デジタルの「(デジタルトレンド・チェック!)AIを武器に攻めるマイクロソフトの翻訳サービス」も見てみてください。トランスレーターのイメージが湧くと思います。


 写真は1月28日付朝日新聞朝刊、受験勉強との相性を強調したmeiji「チョコレート効果」の全面広告を使ったバッグ。背景は東京・京橋の明治本社です。

 毎週月曜は1週間のニュースのうち、みなさんと共有したい話題をお届けする「ニュース★あらもーど」の日。火曜~金曜日の「今日の朝刊」通常版で大きく取り上げていないニュースをまとめています。ご活用ください。(朝日新聞教育総合本部ディレクター・真下 聡)

ニュースダイジェスト

【テレビ】ネット配信、民放15社提携 「放送と同時」視野に(4/3.Mon)

 東京、大阪、名古屋の民放テレビ局15社が、テレビ番組のネット配信システムに共同出資する提携を発表した。テレビとネットで同時に番組を流す「ネット同時配信」の実現に備える狙いもある。民放は同時配信を規制されていないが、広告収入や地方局の視聴者が減るおそれがあるため消極的だった。まずは放送済み番組の配信サービスを強化する。

【外交】駐韓大使、韓国に帰任 85日ぶり (4/4.Tue)

 韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する「少女像」が設置されたことへの対抗措置として一時帰国していた長嶺安政・駐韓大使が、85日ぶりに韓国へ帰任した。韓国政府要人を回り、像の撤去を直接働きかける方針だ。長嶺氏とともに一時帰国していた森本康敬・釜山総領事も韓国に戻った。

【春闘】中小ベア、初の大手超え 人材確保を意識 自動車・金属 (4/4.Tue)

 自動車総連によると、今春闘で従業員300人未満の中小企業労組が得た平均ベースアップ額は1274円で、3000人以上の大手の1253円を上回った。金属労協も、3月末時点でベアを獲得した組合の平均額が、300人未満の中小1268円、1000人以上の大手1126円で初めて逆転した。中小企業では人手不足感が鮮明で、人材確保のために給与を上げる傾向が出ているとみられる。

【国際】米、シリア軍を攻撃 「化学兵器使用」と断定(4/6.Thu)

 トランプ米大統領は、シリアでアサド政権が化学兵器を使用したと断定し、アサド政権軍の空軍基地を攻撃したと発表した。シリア国営通信によると、民間人9人が死亡したという。安倍首相は記者団に「化学兵器の拡散と使用は許さないとの米国の決意を支持する」と語った。一方、アサド政権を支援するロシアは激しく反発。シリア情勢がさらに混迷するのは必至だ。

【経済】景気拡大、戦後3番目の長さへ 実感は乏しいまま (4/7.Fri)

 円安への転換を契機に2012年末に始まった現在の景気拡大局面が、戦後3番目の長さになるのが確実になった。日本銀行の大規模な金融緩和が下支えしてきたとみられる。ただ、賃金面や個人消費に明確な改善はみられず、「好況」の実感は乏しい。

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