2025年10月01日

【27卒学生の就活ルポ】たくさんインターン参加し方向性見える【カメラさん3】

テーマ:27卒学生の就活ルポ

 秋に入り、いよいよ加速する2027年卒(大学3年、修士1年)の就活をルポする連載。今回は、首都圏私立大の文系学部に所属する男子学生のカメラさんが3回目の登場です。夏は10社程度のインターンに参加したというカメラさんですが、そのなかで少しずつ自分に合った仕事が見えてきたといいます。面接がうまくいかなかったりと課題もありますが、秋以降に向けて就活の方向性が見えてきました。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【首都圏私立大文系学部 男子3年 カメラさん】

■〈インターンシップ〉様々な業界のインターンに参加する
 8月中旬から9月にかけて、様々な業界のインターンシップに10社弱参加しました。大手生協で実際の商品を使った営業体験をしたり、大手小売業関連会社で建物管理に関する設備設計のワークをしたり、健康保険組合では傷病手当金や高額療養費の計算体験をしたりと、幅広い業務を体験できました。特に印象的だったのは旅行会社でのグループワークです。お客様の予算や旅行先の希望をヒアリングして旅行プランを立てるワークでしたが、作業がとても楽しく感じられました。

■〈面接〉自由に話し過ぎてしまい結果が出ず
 本選考の面接も体験しました。比較的志望度の高かったIT企業では役員面接まで進み、手応えは悪くなかったのですが落ちてしまいました。面接官との会話が弾んでしまい、少し自由に話しすぎたかもしれません。もう少し相手の企業が求めそうな回答に寄せてもよかったかな、と考えています。
 障害者雇用枠での就職活動も並行して進めています。仕事をするうえで配慮してもらいたいことがあるのですが、前述の旅行会社では同じ障害を持つ社員の方が同様の配慮を受けて働いているとのことで、安心感を覚えました。人事部の方からも個別面談の提案をいただき、障害者雇用に積極的な企業があることを実感しています。

■〈就活の方向性〉自分に合った仕事が見えてきた
 様々なインターンシップを通じて、人から相談を受けて何かを提案したり、計画をたてたりするような仕事に興味を感じるようになってきました。ファイナンシャルプランナーの知識を活かしながら、人と話す仕事が自分には合っているのかもしれません。同級生の中にはまだ本格的に就職活動を始めていない人も多く、夏休み中にこれだけ多くの企業を見て回れたことは良い経験になったと思います。10月以降もいろいろな企業の面接が控えており、これまでの経験を活かしてより自分に合った企業を見つけていきたいです。

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