2025年09月25日

【27卒学生の就活ルポ】食に関わる仕事への想いを深めた夏休み【アニマルさん3】

テーマ:27卒学生の就活ルポ

 夏を越え、さらに加速している2027年卒(大学3年、修士1年)の就活をルポする連載。今回は、地方公立大の理系学部女子学生のアニマルさんが3回目の登場です。講義の期間が長く夏休みに入って疲れが出てしまったアニマルさん。ただ、新しいアルバイトを通して接客や食業界への関心が強くなってきたといい、進む先が少しずつ見えてきたようです。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【地方公立大理系学部 3年女性 アニマルさん】

■<就活の悩み>夏休み中の停滞と今後への決意
 8月に入っても集中講義などで大学に通っていたため、夏休みに入って疲れが出てきてしまい、就職活動への意欲も正直下がっています。周りの人たちがインターンシップに参加している中で焦りを感じることもありますが、いやいや取り組んでも得られるものは少ないと思い、割り切ってしっかり休むことにしました。ただ、昨年の地元自治体のイベントで知り合った大手外食企業の人事の方から誘われて、26卒内定者の懇親会に特別に参加させていただく予定です。この企業は出しているお店の雰囲気が素敵で、運営会社にも興味を持つようになりました。先輩方が入社を決めた理由や、どのように就職活動を進めたかなどを伺いたいと思っています。

■<アルバイト>接客の魅力を実感した新しい職場
 ファストフードでアルバイトをしていますが、最近レストランでもアルバイトを始め、すごく楽しいです。接客が好きなのですが、ファストフード店では商品の提供がメインで、お客様ひとりひとりに向き合った接客をすることが難しいと感じていました。新しい店ではお客様と直接お話しする機会も多く、「頑張ってね」や「笑顔が素敵だね」と声をかけていただくこともあります。このアルバイトのおかげで、自分はお客様の顔を見ながら直接が会話できる接客にやりがいを感じると認識することができました。自分のやりたいことの言語化に悩んでいたのですが、これは一つの軸になりそうです。

■<業界研究>食に関わる仕事への関心の深まり
 大学で食関連の授業を受けていることもあり、就職活動ではやはり食に関わる業界への関心が強くなっています。外食産業は長時間労働である場合が多く厳しい面もありますが、それ以上に働きがいを感じられる業界だと思っています。食は日常の延長線上にあり、身近な一方で奥深さがあることが魅力的です。現在は食品製造の会社にも興味を持ち始めており、今後は様々な角度から食に関わる仕事を探求していきたいと考えています。

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