2017年09月25日

プロ入りを選択…早実・清宮選手の決断、どう思う?【週間ニュースまとめ 9月19日~24日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 早稲田実業の清宮幸太郎選手が、プロ志望を表明しました。清宮選手にとっては、就職か進学か、就活の悩みに結論を出したことになります。就活生のみなさんは、この決断をどう思いましたか? みなさんの中にも、就職か進学かの悩みを抱えている人がいるかと思います。大学院や専門学校への進学、海外留学、留年、大学編入や再受験など、まだ社会に出ないという選択もあります。清宮選手も父親が早稲田大学出身、母親が慶応大学出身ということで、大学進学も選択肢として考えたようですが、「どうせプロ野球選手になるなら早いほうがいい」という結論に至ったようです。ケースバイケースで一概には言えませんが、みなさんの中に「まだ社会に出たくない」という消極的な理由で悩んでいる人がいれば、「どうせ社会に出るのなら早い方がいい」と助言したいと思います。
(朝日新聞社教育コーディネーター・一色 清)

(写真は、高校通算100本本塁打記念ボールを手にする早実の清宮幸太郎選手=2017年6月4日撮影)

週間ニュースまとめ

【企業】東芝の半導体、「日米韓連合」に売却発表(9/20.Wed)

 東芝は20日、取締役会を開き、半導体子会社「東芝メモリ」の売却先について、米ファンドのベインキャピタルが率いる「日米韓連合」にすることを決議したと発表した。21日にも契約を結ぶ。売却額は2兆円を見込む。売却で、米国の原発事業の失敗で生じた債務超過を解消して経営再建の足がかりにする。東芝メモリのつくるNAND(ナンド)型フラッシュメモリーはスマートフォンや企業のデータセンターに使われ、需要の拡大が見込める成長分野。このため争奪戦が激しくなっていた。買い手に決まった日米韓連合では、韓国の半導体大手SKハイニックスや米アップルも資金を出す。東芝も3500億円を出資し、売却後も東芝メモリの経営に関与する。ほかの日本企業とともに経営の議決権の過半は日本勢が握る見通しだ。

【ゲーム】東京ゲームショウ開幕 最新ソフト、VR・AR体験も(9/13.Wed)

 大規模なゲームの展示会「東京ゲームショウ」(コンピュータエンターテインメント協会主催)が21日、千葉市の幕張メッセで始まった。最新のゲーム機やソフトのほか、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)など先端技術を使ったゲームを体験できる。海外ではコンピューターゲームを「eスポーツ」として競技ととらえる動きが広がっており、日本のゲーム業界も国内での普及をめざしている。期間中は連日、「プロゲーマー」が参加する大会が開かれる。

【国際】トランプ氏、北朝鮮制裁の大統領令に署名 経済封鎖ねらう(9/22.Fri)

 トランプ米大統領は21日午後(日本時間22日未明)、北朝鮮と取引する企業への制裁を科す大統領令に署名したと発表した。金融やエネルギーから鉱業、繊維製品まで幅広い分野が対象となり、北朝鮮の経済封鎖を目指す厳しい内容だ。核・ミサイル開発の資金源を断つ狙いがある。トランプ氏は、ニューヨークで同日開かれた日米韓3カ国首脳会談の冒頭で制裁内容を明らかにした。

【労働】電通社長、違法残業認める 検察側「利益を優先」初公判(9/22.Fri)

 違法残業があったのに必要な防止措置を取らなかったとして、労働基準法違反の罪に問われた広告大手・電通(東京)に対する初公判が22日、東京簡裁(菊地努裁判官)で開かれた。法人を代表して山本敏博社長(59)が出廷し、起訴内容を認めた。検察側は「自社の利益を優先させ、小手先の対応に終始した」と指摘し、罰金50万円を求刑。公判は即日結審した。判決は10月6日に言い渡される。検察側は冒頭陳述で「クライアント(顧客)ファーストで、深夜残業や休日出勤もいとわないという考えが浸透していた」と指摘。「労働基準監督署から是正勧告を受けていたが、社員の増員や業務量の削減といった抜本的な対策を講じなかった」と述べた。

【スポーツ】早実・清宮、プロ志望を表明 ドラフト1位で競合は必至(9/22.Fri)

 歴代最多とされる高校通算111本塁打を記録した東京・早稲田実高の清宮幸太郎選手(18)が、プロ志望届を出す意向を明らかにした。22日、同校で記者会見を開き、「ひとつずつ夢のステージが上がっていくことを感じ、この3年間で次の夢に挑戦すべきだと感じました。目標は早実の先輩である王貞治さん。ずっと憧れを持って野球をやってきた。(プロ野球通算最多本塁打記録の)868本を目指せる選手になりたい」と語った。プロ志望届を提出すれば、10月26日のドラフト会議で、清宮は12球団からの指名を受けることが可能になる。高校1年から周囲の期待通りに活躍してきたスター選手の獲得に、複数球団がドラフト1位で競合するのは必至だ。

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