2017年08月28日

大変動の流通業界に注目!【週間ニュースまとめ 8月21日~27日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 夏休み中の人は少なくなり、世の中は再び動き出しています。就活生が関心を持つべき経済ニュースも増えてきました。この週に目立ったのは、百貨店、スーパー、コンビニといった流通関連のニュースでした。流通業界が大きく動いている証でしょう。百貨店は価格に厳しい消費者離れにより縮小に向かわざるを得ず、スーパーやコンビニは安さや特色のある売り場に活路を見出すべく合従連衡(がっしょうれんこう)を進めています。ネット通販の伸びは留まるところを知りませんので、既存の店舗販売は生き残りをかけた挑戦が欠かせません。動いている業界で働く人は浮き沈みがあって大変ですが、やりがいもあるはずです。関心を持ってみませんか。
(朝日新聞社教育コーディネーター・一色 清)

(写真は、来年2月末に閉店が決まった千葉県船橋市の西武船橋店です=そごう・西武提供)

週間ニュースまとめ

【通信】スマホ国内勢の撤退相次ぐ 残るメーカーの生き残り策は(8/23.Wed)

 国内メーカーの携帯電話事業の縮小が続いている。22日には、富士通が同事業を行う子会社の売却の方針を固めたことが明らかになった。スマートフォンが普及し、関連サービスの拡大も期待される成長分野だが、米アップルの「iPhone」に押され、独自性を出せないまま収益が悪化し、市場からの退出を余儀なくされている。

【流通】イオン、また値下げ PBトップバリュの食品・日用雑貨(8/24.Thu)

 小売り大手のイオンは25日から、グループで企画して売るプライベートブランド(PB)の食品や日用雑貨114商品を値下げする、と発表した。商品の生産や物流の体制を見直して、値下げの原資を確保。3~4月に続く値下げで、節約志向の根強い消費者をつなぎとめる狙いだ。

【流通】ユニー・ファミマとドンキ、資本提携で合意 店舗協業も(8/24.Thu)

 ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)とディスカウント店のドンキホーテHDは、資本業務提携で合意したと発表した。ユニー・ファミマの完全子会社で、総合スーパーを運営するユニーの株式の40%を11月にドンキに譲渡する。雑貨や日用品に強いドンキのノウハウを生かし、ユニー再建を急ぐ。

【流通】「西武」船橋店・小田原店閉鎖へ 基幹店に経営資源集中(8/25.Fri)

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、傘下のそごう・西武が運営する西武船橋店(千葉県船橋市)と西武小田原店(神奈川県小田原市)の2店舗を、来年2月末に閉店すると発表した。百貨店業界の競争環境が厳しさを増すなか、不採算店を閉店し、主力店に経営資源を集中させて収益改善を図るねらい。

【国際】北朝鮮がミサイル3発、全て失敗 短距離で米の様子見か(8/26.Sat)

 北朝鮮は26日午前6時49分ごろ、東部の江原道旗対嶺付近から日本海に向けて短距離ミサイル数発を発射した。韓国軍合同参謀本部が発表した。飛距離は250キロ余りと推定している。米太平洋軍によると発射は3発で、いずれも失敗したとみられる。

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