インターンを実施する企業が増える一方、1回あたりの日数は減る傾向にあり、いわゆる「ワンデーインターン」が急増しています。1日から数日で具体的にはどんなことをするのでしょうか。
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オリエンタルランド】(2018年の総合職のインターンは冬に3日間実施)就業体験というより企業理解を深める内容です。座談会や説明会でたくさんの社員と会って、いろいろな仕事について理解を深めてもらいます。もう一つはグループワーク。「オリエンタルランドの未来とは」「今後、テーマパークでできること」といったテーマについて考えて会社への理解を深めてもらいます。
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YKKグループ】事務系向けは2018年卒採用からワンデーインターンシップを実施しています。YKK、YKK AP合同で、「ファスナーの秘密」と「窓の秘密」と称する商品講座です。我々はメーカーなので、まず「どんなものをつくっているか」「どこで使われているか」「どんな品質があるか」を分かってもらうように努めています。たとえば「ファスナーの会社だと思って参加してみたら、窓もあって建材業界全般に興味を持った」という学生がいました。逆もまたしかりです。
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ミズノ】ワンデーで、会社の説明をして、技術系は「新しいスポーツ用品を考えよう」という課題でグループワークをし、事務系は新規開拓営業のロールプレーをしてもらいました。基本的に社内で行われている業務の体験です。受講後のアンケートでは「実際の商品開発のことが分かった」「営業職の内容が分かった」と好評でした。ミズノのことをよく分かってもらえたようです。
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日鉄物産】まず、「商社の歴史」を座学で学びます。商社の生い立ちから説明し、商社の存在理由が分かったところでワークに入ります。商社ビジネスを体感する2時間ほどのワークです。
会社や仕事の説明を聞いた後で、業務に関連するグループワークという流れが一般的なようです。