
■2019年卒採用
──メガバンクの大規模な人員削減が大きなニュースになりました。その後あった2019年卒採用はいかがでしたか。
学生の動きが年々早まり、業界、企業を絞り込む時期も早くなっています。みずほが採用人数や店舗の削減を発表したのは、学生が企業選びをしているころでした。金融機関のビジネスモデルの変化が伝わり、学生の企業を見る目も養われたように思います。
銀行の就職人気ランキングが下がる傾向にある点は真摯に受けとめつつ、変わりゆくビジネスモデルを一緒に担っていきたいと思ってくれる学生に、金融機関やみずほの魅力をしっかり伝えたいと思います。
──「みずほらしくない人に会いたい。」という異例の採用メッセージを掲げましたね。
真っ先に我々が変わっていく、世の中の変化を我々自身がつくっていくことが大事です。銀行には「堅い」イメージがありますが、それを壊すために「みずほらしくない人」という言葉を使いました。
ただ、「みずほらしい人」を否定しているわけではありません。金融機関はお客さまの信頼あってこそ。それは大事にしつつも、「答えを当てる」より「答えを創っていける人」「答えのない状態を楽しめる人」「現状に満足するより変化を創りだすほうが面白いという人」を求めています。一般的に持たれているイメージを壊していきたいと思っています。
もちろん、みずほにも進取の気性に富んだ人はたくさんいますが、「堅い」「保守的」というイメージがあるため最初から金融機関を選択肢から外している学生がいるかもしれません。そういう人にも、みずほの思いを感じてもらいたいのです。
──そういう学生を採用できましたか。
はい。いろいろなセミナーで「これからのビジネス、変化を創りだせるような変革意欲とリーダーシップの素養を持った人にトライしてほしい」と伝えました。内定者アンケートでは「広報メッセージが心に刺さった」という人もいたので、従来とは違う学生に届いたと思います。採用計画をほぼ充足しましたし、熱気あふれる素敵な学生にたくさん出会えました。
■職種
──募集職種が多く複雑ですね。
まず、みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)、みずほ銀行、みずほ信託銀行がグループで合同採用しています。その他のグループ会社はそれぞれ採用の窓口が異なります。
そのうえで、合同採用の職種は「基幹職(総合)」「基幹職(専門)」「特定職」の三つ。基幹職(総合)は、みずほのあらゆるビジネスフィールド、すなわち、リテール、ホールセール、海外、マーケット、アセットマネジメント、プロダクツ、シンクタンクなども含めてキャリア形成が可能です。勤務地も国内外問いません。
──さらにコースが分かれています。
基幹職(総合)の中に「オープンコース」「グローバルコーポレートファイナンスコース」「グローバルマーケッツ&アセットマネジメントコース」「不動産ソリューションコース」「年金アクチュアリーコース」の5コースがあります。
学生の志向に合わせてスタート時のコースを設定していますが、入社後のキャリアは特定の分野で固定ということはなく、一人ひとりの成長、能力や志向に合わせてキャリア形成が可能です。
――基幹職(専門)は?
2コースあって、「カスタマーリレーションコース」は個人営業を中心に企業オーナーや中小企業のお客さまを含むリテール業務を担います。もう一つの「プランニングスペシャリストコース」はコーポレート(企業本部)部門を中心に戦略企画、データ分析・リスク解析などの数理関連業務、データリテラシー・ITスキルなどをいかした情報処理業務を担います。あるいは法務、財務・主計といった学生時代に学んだ専門分野をいかしてキャリアを積みます。いずれも転居を伴う異動の可能性はありますが、柔軟なエリア希望を設けています。
――特定職とは?
特定の分野でキャリアを積みます。主にみずほ銀行、みずほ信託銀行の支店で個人向けコンサルティング営業や、ミドルオフィス業務に従事する「ビジネスサービスコース」と、本部で海外拠点管理、計数管理、開発管理などのビジネスに従事する「コーポレートオペレーションコース」の2コースがあります。転居を伴う異動は原則ありません。特定職の2コースは併願できます。
基幹職がいわゆる総合職で、特定職が一般職に相当します。
──銀行と信託銀行は一緒に採用して、どちらに入社するかわからない?
基本的に一緒ですが、基幹職(総合)の「不動産ソリューションコース」と「年金アクチュアリーコース」は当初の入社先がみずほ信託銀行になります。
基幹職(総合)の「オープンコース」、基幹職(専門)の「カスタマーリレーションコース」と「プランニングスペシャリストコース」、特定職の「ビジネスサービスコース」と「コーポレートオペレーションコース」もみずほ信託銀行からキャリアをスタートすることがあります。銀行と信託銀行が一緒にビジネスをしていることを分かってもらえればと思います。