卓球コーチロボ、ギネス認定「世界初」オムロン開発
リオデジャネイロ五輪の卓球での日本選手の活躍は記憶に新しいですが、オムロンが開発したロボット「フォルフェウス」(=写真)が「世界初の卓球コーチロボ」としてギネス世界記録になりました(オムロンのニュースリリース)。スポーツの練習相手も、遠からずロボットが人間にとって替わる時代が来るのでしょうか?
卓球コーチロボ、ギネス認定 「世界最初」オムロン開発(2016年9月12日 朝日新聞デジタル)
リオデジャネイロ五輪の卓球での日本選手の活躍は記憶に新しいですが、オムロンが開発したロボット「フォルフェウス」(=写真)が「世界初の卓球コーチロボ」としてギネス世界記録になりました(オムロンのニュースリリース)。スポーツの練習相手も、遠からずロボットが人間にとって替わる時代が来るのでしょうか?
卓球コーチロボ、ギネス認定 「世界最初」オムロン開発(2016年9月12日 朝日新聞デジタル)
いま、ギネス世界記録を認定するギネスワールドレコーズ(本社・英国)の日本オフィスは「匠ニッポン」プロジェクトを展開しています。
<日本の技術者、研究者、職人たちのあくなき探究心・挑戦心を刺激し、その力を世界に発信する>というもので、フォルフェウスの認定もその一環です。他にも、たとえば電通、東大、ロボガレージ、トヨタ自動車、JAXAが共同開発し、国際宇宙ステーションに搭乗した初のロボット宇宙飛行士「キロボ」も、「地上から一番高い場所で対話したロボット」と「初めて宇宙に行った寄り添いロボット」としてギネス世界記録“保持者”です。
ギネス世界記録の公式ウェブサイト
(写真は、人と会話する「キロボ」です)
「フォルフェウス」のスゴ腕自慢。詳しくは、オムロンが作った特設サイトをご覧ください。
左右二つの眼が立体的に物を認識、1秒に80回も球をとらえ、五つの軸をもつ腕がラケットを0.1ミリ単位でコントロールし、初心者には、やさしく山なりの球を返すなどのコーチぶり。ロボットとラリーを続けるうちに、だんだん卓球がうまくなるというわけです。千葉・幕張メッセで10月に開かれる見本市「CEATEC JAPAN 2016」では、AI(人工知能)を搭載し進化したフォルフェウスを出展するそうです。
この特設サイトによると、オムロンは、機械(ロボット)と人間の関係を、
1 代替(機械が人の仕事に取って替わる)
2 協働(機械と人が互いの適性能力を発揮し働く)
3 融和(人が機械の支援を受けて自分の可能性や能力を拡張する)
の3段階に分けています。
そして、オルフェウスは、この「融和の段階」にあるロボットと位置づけます。「AI(人工知能)の時代」になると人の仕事の多くが機械(ロボット)でできるといわれています。そんな時代を迎え、わたしたちの働き方はどう変わっていくのか。業界研究の大きな課題です。
2024/12/12 更新
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