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2015年01月27日

無人ヘリで物流も建設も! 近づく近未来

流通

離島宛て空の宅配便 無人ヘリで実験 (1月19日朝日新聞大阪本社夕刊)

 小型の無人ヘリコプター「ドローン」を使って荷物を離島に運ぶ実証実験が18日、高松市であり、高松東港と男木(おぎ)島間約8キロの運搬に成功した。不便な島の生活を豊かにしたいと、高松市の男性がネットで出資者を募って実験した。

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 無人飛行機(ドローン)とは、もともとは戦争での利用を目的として米国が研究開発を続けてきました。これを民間企業がビジネスに応用しようとする動きとしては、ネット通販の世界的企業アマゾンの取り組みが有名です。

 アマゾンが一昨年、
「無人飛行機を使って、商品配達テストをしている」
 と発表したときは、世界中があっと驚きました。この驚きの中には、「荒唐無稽だ」「簡単には実現しないだろう」といった懐疑も含まれていたはずです。ところがアマゾンはこの計画を着々と進め、いまではフライトテストや運営会社の社員募集をする段階にまで到達しているようです。すごいですね。

 こんな夢のようなプランを現実にできるような企業は、アマゾンだけなのか。この機会にぜひ調べてみてください。決して、そうではないことがわかります。たとえば最近も、米国のテレビ局がこう発表しました。
「報道用に無人飛行機を飛ばす」
 CNNではこの目的のために、連邦航空局との研究開発協定を結んだそうです。また、アマゾンの手強いライバル会社であるグーグルも、ドローンによる配達プロジェクトを進めています。

 では日本では? 今回の記事では、離島の暮らしを支えるため軽貨物の輸送にドローンを使う実験について報じられていますが、企業の動きなどはないのでしょうか。

 建設機械大手のコマツが、人手不足が続いている建設現場などで無人ブルドーザーの活用計画を進めていることは以前にもこの業界トピックスで取り上げました。ここに、さらに「空からの目」も取り入れようとしています。最近、コマツが発表しました。
 コマツによれば、無人掘削機や無人ブルドーザーにこの無人飛行機を組み合わせることで、なんと建設現場の初期の基礎工事が、ほとんど自動化できるといいます。上空から現場の地形などを自動的に読み取ることで、複雑な作業計画を作ることができるわけです。。
 宅配だけでなく、ニュース取材にも土木建設にも。まるでSFのような未来世界が、あちこちで目前に近づいているようです。

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