2014年11月10日

ニュース★あらもーど(11月1日~9日)

テーマ:週間ニュースまとめ

 この週末は、スポーツの気になる話題がてんこもりでしたね。

 錦織圭選手がプロテニス界のトッププレイヤー8人として、テニスの本場、英ロンドンで開催されている「ATPワールドツアーファイナル」に出場。昨年のウィンブルドン覇者、マレー選手にストレートで見事勝利しました。次のフェデラー戦が楽しみです。
 
 ショッキングな話題もありました。ソチ五輪フィギュアスケート男子シングルの王者、羽生結弦選手は、今季初戦となるグランプリシリーズ中国杯、フリー競技前の公式練習で中国人選手と激突、頭や顔から流血する大きなケガを負いました。頭にテーピングした痛々しい姿で出場し、4分半のプログラムを演じきった羽生選手に「感動した」と称賛が集まる一方、「棄権させるべきだった」と主催者や関係者に対する批判もまきおこっています。
 みなさんはどう思われましたか。こういった意見が分かれる話題はグループディスカッション(GD)などのテーマになりやすいです。どちらが正解、ということではなく、論理的に自分の意見を説明する訓練と思って、一度、考えてみましょう。

 毎週月曜は、一週間を振り返って気になった話題をピックアップする「ニュース★あらもーど」をお届けします。火曜~金曜日の「今日の朝刊」通常版とともに、ご活用ください。(副編集長・奥村 晶)

ニュースダイジェスト

★【ゆるキャラ】ゆるキャラグランプリ ぐんまちゃん1位(11/3.Mon) 
 全国のご当地キャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ2014」で、会場となった愛知県常滑市の中部国際空港で結果が発表された。1位は群馬県の「ぐんまちゃん」。2位には、地元の名産「深谷ネギ」をモチーフにした埼玉県深谷市の「ふっかちゃん」、3位には愛媛県の「みきゃん」(みかん)が入賞した。今大会には過去最多の約1700体がエントリーした。

 事前のインターネット投票数に、グランプリ会場での来場者投票数を合算して最終結果を決めた。来場者の1票はネットの2票分として加算。会場には約290体のゆるキャラが集合、来場者に投票を呼びかけた。

★【地銀再編】横浜銀行・東日本銀行が2016年統合へ(11/4.Tue)

 地方銀行の横浜銀行(横浜市)と第二地方銀行の東日本銀行(東京都中央区)が経営統合する方針が明らかになった。2016年春に共通の持ち株会社をつくり、両行がその傘下に入る案が有力だ。実現すれば、単純合算で預金量は約13兆7000億円、店舗数は関東地方1都6県あわせて約280店となり、全国の地銀グループとしては最大規模となる。

 地銀や第二地銀は、少子高齢化の進行や地域経済の衰退によって本業の貸し出し業務が伸び悩んでいる。2014年10月には東京都民銀行と八千代銀行が経営統合し、東京TYフィナンシャルグループを設立するなど、生き残りをかけた再編機運が高まっている。7日には、地方銀行の肥後銀行(熊本市)と鹿児島銀行(鹿児島市)が経営統合に向けた交渉をしていることも明らかになっている。

★【ゲーム】妖怪ウォッチで上半期225億円 バンダイナムコHD(11/6.Thu)

 バンダイナムコホールディングスが、人気ゲーム「妖怪ウォッチ」の関連商品の売り上げが2014年度上半期(4~9月)で225億円にのぼったことを明らかにした。8月時点では100億円超を見込んでいたが、想定を大幅に上回った。関連商品の年間の売り上げは400億円を見込み、1998年3月期に400億円を超えた卵形の端末でペットを育てる「たまごっち」に肩を並べそうだ。

 妖怪ウォッチは、主人公の小学生がさまざまな妖怪を味方にして戦う物語。マンガやアニメになり、妖怪キャラクターを描いたメダル玩具や時計型玩具の品薄状態が続いている。

★【原発再稼働】川内原発再稼働、鹿児島県も同意 (11/7.Fri)

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事が、九州電力川内(せんだい)原発(薩摩川内市)1、2号機の再稼働に同意する考えを表明した。県議会がこの日、再稼働を求める陳情を採択したことを受けて判断した。東京電力福島第一原発の事故後にできた新規制基準の主な審査を通った原発で、初めてとなる地元同意の手続きが終了した。
 川内原発は2015年の年明け以降に再稼働する見通しだ。

 地元同意に法的な定めはないが、国は原発の半径30km圏内の市町村には避難計画づくりを義務づけている。川内原発でも立地自治体以外に8市町がその対象になるが、伊藤知事が同意の範囲を自身のほか立地自治体である薩摩川内市の市長と市議会、県議会に絞ったことで、新規制基準を満たすとした審査書を原子力規制委員会がまとめてから、2カ月足らずのスピード同意となった。

★【離職率】大卒3年以内の離職率、32.4% 2年連続上昇 厚労省(11/7.Fri)

 2011年3月の大学新卒者が3年以内に離職した率が前年より1.4ポイント上がり、32.4%となった。上昇は2年連続。短大卒は同1.3ポイント増の41.2%、高校卒も同0.4%ポイント増の39.6%で、のきなみ離職率が上がった。2011年はリーマン・ショック後の景気低迷で内定率が低かった年で、希望通りの就職ができずに離職した人が増えたとみられる。厚生労働省が発表した。

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