2016年10月08日

「資生堂+ライオン…」など提携記事で業界の今がわかる!(ニュース★あらもーど 10月3日~10月10日)

テーマ:週間ニュースまとめ

 企業はビッグネームでも、業界自体が縮小傾向にある場合には、自分の目で将来性を見定めなければなりません。特に集めたわけでもないのですが、今週は様々な業界で提携合意の大きなニュースが相次ぎました。こんなときのまとめ記事は、業界の「いま」が分かりやすく解説されています。一読することをお勧めします。

 写真は9月29日付朝日新聞朝刊、積水ハウスの全面広告を使ったバッグ。背景は東京・港区の「南青山ル・アンジェ教会」です。

 11日の朝刊はお休みなので、今回は火曜に「ニュース★あらもーど」をお届けします。「今日の朝刊」通常版とともにご活用ください。
(朝日新聞教育総合本部ディレクター・真下 聡)

【小売り】資生堂、ライオン、ユニ・チャーム、店頭販売で提携  (10/3.Mon)

 資生堂とライオン、ユニ・チャームは、ドラッグストアやスーパーなどの店頭販売で提携する。得意分野の異なる3社が補完し合うことで効率的な売り場をつくり、商品も共同提案しやすくする。店ごとの売れ筋商品や消費者の購買行動などのデータも共有することで、効果的な商品の並べ方や販売促進につなげる考えだ。

【パソコン】富士通とレノボ、事業統合向け交渉 (10/5.Wed)

 富士通が、不振が続くパソコン事業の立て直しに向け、世界最大手の中国レノボ・グループと合弁会社を設立し、事業を統合する方向で調整に入る。レノボ側が合弁会社の出資で過半を握る一方、富士通も「FMV」の自社ブランドを維持する。パソコン市場は、スマホやタブレットの普及で縮小傾向にあり、富士通も採算が厳しい状態が続いている。

【二輪車】ホンダとヤマハ発動機、原付きバイクの2強が提携 (10/5.Wed)

 ホンダとヤマハ発動機は、50cc以下の「原付きバイク」の生産や開発で提携する。原付きバイクは長年、買い物や通勤・通学の「足」として親しまれてきたが、最近は販売台数が激減していた。今回の提携で、ヤマハ発動機は事実上原付きバイクの生産から撤退する。二輪車では、ホンダは国内首位で、世界でもトップメーカー。ヤマハ発動機は国内2位だ。

【百貨店】セブンHD、H2Oと提携合意 関西の3店譲渡(10/6.Thu)

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと資本業務提携し、傘下のそごう・西武が関西に持つ「そごう神戸店」など百貨店3店舗を譲り渡すことで基本合意した。不振の百貨店事業の立て直しを急ぐ。

【ブランド番付】トヨタ、アジア企業で初の5位(10/5.Wed)

 米コンサルティング会社インターブランドは、世界で展開する企業の2016年版ブランド番付
を発表した。日本勢ではトヨタ自動車が前年の6位から5位に上がり、アジア企業で初めてトップ5に入った。米アップルが4年連続の首位で、米グーグルは前年と同じ2位。100位以内に入った日本企業は前年と同じ6社。21位にホンダ(前年19位)、42位にキヤノン(前年40位)が入った。

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