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2014年06月03日

中高生が競う「アプリ甲子園」

その他

いま子どもたちは アプリ開発から会社経営へ (5月29日朝日新聞朝刊)

 アプリの世界にも「甲子園」がある。全国の中高生がスマートフォンのアプリ開発を競う「アプリ甲子園」。携帯電話向け広告会社の主催で、昨年の応募作品は533点にのぼった。

【目のつけどころ】 企業の若い世代に向けた取り組み

 これは新聞の「教育面」というページに載った連載記事です。産業界の新しい動きを知るためのニュースは、新聞の「経済面」などだけでなく、さまざまなページにあります。
 若い世代のソフト開発技術に、企業が注目をしていることが伝わります。とりわけスマートフォンのアプリ開発は、そのメーン舞台のようです。中学生や高校生がもつ「やわらかな頭」が、これまでにない発想の役立つアプリを生み出してくれると、期待を寄せているのでしょう。

 今回の記事に出てくる「アプリ甲子園」を主催しているのは、モバイル広告やマーケティング事業を展開するD2Cという会社です。小中高校生を対象とするこの大会を2011年に始めました。
 記事によれば、昨年の大会で優勝した都内の私立高校2年生は、IT会社を設立して社長に就任しました。いまではアプリ開発だけでなく、中高生が英語でニュース原稿を書くウェブサイトづくりに取り組んでいるそうです。

 ほかにもさまざまな動きがあります。世界的なIT企業であるグーグルも、中高生向けのプログラミングスクールに奨学金を出すなど、新しい才能の発掘と育成に積極的です。また、米マイクロソフトも、世界最大の学生向けの IT コンテスト「Imagine Cup」を開催しています。
 「国際競争力のある ICT (情報通信技術)人材育成が目的」
 と、マイクロソフトは理念を掲げています。10 年間で、190 を超える国からのべ165 万人以上の学生が参加したそうです。
 こうした企業の取り組みを理解することは、いまという時代に「どのような技術や能力が求められているか」を知る手がかりにもなります。研究してみましょう。

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