東南アジアで事業広げる (1月22日朝日新聞朝刊)
「東南アジアなど海外事業をさらに拡大していく」と話すのは、三井住友フィナンシャルグループの宮田孝一社長(60)。昨年インドネシアの銀行に出資したが、「ベトナム、インド、ミャンマー、カンボジアでの事業展開を検討する」。
「東南アジアなど海外事業をさらに拡大していく」と話すのは、三井住友フィナンシャルグループの宮田孝一社長(60)。昨年インドネシアの銀行に出資したが、「ベトナム、インド、ミャンマー、カンボジアでの事業展開を検討する」。
インドネシアにもっとも多額の投資をしている国はどこでしょうか? 世界の経済大国たるアメリカ? 「東南アジアの金融センター」とも呼ばれる隣国シンガポール? それとも成長が著しい中国?
いいえ、どれも違います。トップは日本。経済成長率が東南アジアで1位のインドネシアには、世界各国から高い注目が寄せられていますが、実際にもっとも積極的に資本投下をしているのは日本なのです。
こうした国別の内訳は、インドネシア投資調整庁のホームページで見ることができます。在日インドネシア大使館などのサイトから簡単にリンクをたどることができます。最新のデータはここ。
http://www6.bkpm.go.id/contents/general/4/
どうですか。日本の躍進ぶりが目を引きますね。対インドネシア投資の国別シェアで、日本はトップの17%。2013年の3四半期で、548プロジェクトに計36億ドルの投資をしています。
最近の新聞記事などで日本からの投資事業を拾ってみると、確かにいろいろありました。
・トヨタ自動車(新工場、2013年3月)
・シャープ(新工場、同年9月)
・ユニチャーム(新工場、同年10月)
・アサヒグループ(飲料水ブランドの買収発表、同年11月)
・ホンダ(新工場、2014年1月)
そこで、今回の記事です。三井住友FGも昨年、インドネシアの銀行に出資をしたそうです。宮田社長がこれを足がかりとして、周辺の各国でも事業を拡大していく方針を語っています。「日本の銀行に就職して、東南アジアに赴任」ということもありますよ。
2024/11/21 更新
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