グーグル連合 ホンダが加盟 (1月7日朝日新聞朝刊)
ホンダは6日、カーナビなど車載システムの技術革新を目指す米グーグルなどの企業連合に加盟したと発表した。企業連合は、「オープン・オートモーティブ・アライアンス」。独アウディ、米ゼネラル・モーターズ、韓国・現代自動車が参加しており、日本メーカーでは初めて。
ホンダは6日、カーナビなど車載システムの技術革新を目指す米グーグルなどの企業連合に加盟したと発表した。企業連合は、「オープン・オートモーティブ・アライアンス」。独アウディ、米ゼネラル・モーターズ、韓国・現代自動車が参加しており、日本メーカーでは初めて。
就職先を考えるとき、真っ先に思い描くのは「自分の好きな製品やサービス」にかかわることができる業界でしょう。「旅行が好き」「ファッションに関心がある」「昔から鉄道ファン」……。長年の趣味や夢をそのまま仕事にできるなら、とても幸せなことに違いありません。
それでは「自動車が好き」だとしたら、考えられる就職先はトヨタや日産といった自動車メーカーだけでしょうか? いいえ、そんなことはありません。例えば、カーエアコンやカーナビなどを供給する電装会社もあれば、タイヤやフロントガラスなどの製造会社もあります。
さらには、自動車の販売会社やレンタカー会社、あるいは駐車場や道路などの運営や整備をする会社など、車と密接に関わる仕事はたくさんあります。視野を幅広く持ち、柔軟な思考で就職活動に臨むことも大切でしょう。
産業は常に変化を続けています。かつては考えられなかった業界同士がある日、突然の結びつきを持つことだって珍しくはありません。
そんなケースの典型例とも言えそうなのが、今回の記事です。インターネット検索最大手の米企業グーグルが、自動車の情報システム開発でホンダなどと提携するのです。スマートフォンに搭載されている同社の基本ソフト「アンドロイド」を車でも安全に使えるように改良したり、自動車専用のシステム開発に取り組んだりするそうです。
ホンダは以前から、アップルのiPhoneと連動する車の開発に取り組んでいました。ライバル企業のアップルとグーグルが、今後は自動車用システムでも激しい競争を展開するのかも知れません。
ちなみに、この企業連合名に出てくる「アライアンス」という英単語は最近、ビジネス用語として頻繁に登場しています。意味や用例をチェックしておきましょう。
2024/11/21 更新
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