厚さ1ミリのスピーカー開発 (8月30日朝日新聞朝刊)
京セラは29日、厚みがわずか1ミリのフィルム型スピーカーを世界で初めて実用化したと発表した。LG電子が韓国で売り出した「曲面有機ELテレビ」に採用されたという。
京セラは29日、厚みがわずか1ミリのフィルム型スピーカーを世界で初めて実用化したと発表した。LG電子が韓国で売り出した「曲面有機ELテレビ」に採用されたという。
経済を発展させる原動力とは、何か考えてみましょう。
政権が交代したり新しい文化が流行したり。あるいは外国との関係が変化したり、大きな天変地異が起きたり……。さまざまな理由や出来事によって、経済は変化します。
ただ、より大きく見れば、資本主義経済は不断の発展を続けてきました。その成長の「根本の力」とは何でしょうか。
経済学者のヨーゼフ・シュンペーターは、それを「イノベーション(技術などの革新)だ」と考えました。つまり、それまでにない新製品がつくり出されたり、新しい生産方法が生み出されたり、あるいは新しい経営組織を考え出したり。こうしたイノベーションこそが、経済発展の根本である。そうシュンペーターは考えたのです。
いままでになかった、まったく新しい技術や製品! わくわくしますよね。そんな技術や製品が、さらに新しい技術や製品を生み出していく。まさに20世紀に繰り返されたのは、そんなシーンの連続でした。
そこで今回の記事です。この記事に「イノベーション」を感じませんか。厚さが1ミリしかないスピーカーの誕生。大変な技術革新です。
さあ、ここからさらに、どんな未知の製品が生まれてくるでしょうか。たとえばスティーブ・ジョブズなら、何を考えるでしょうか。
きっと今、多くの企業のエンジニアたちが、その知恵を絞り合っていることでしょう。「変化」を感じさせるニュースです。
2024/11/21 更新
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