中国太陽光パネル不当廉売関税導入 (6月5日朝日新聞朝刊)
欧州連合(EU)の行政機関の欧州委員会は4日、中国製の太陽光パネルがEU市場で不当に安い価格で売られる「ダンピング」にあたるとして、暫定的に半年間、相殺関税をかけると発表した。
欧州連合(EU)の行政機関の欧州委員会は4日、中国製の太陽光パネルがEU市場で不当に安い価格で売られる「ダンピング」にあたるとして、暫定的に半年間、相殺関税をかけると発表した。
再生可能エネルギーとして注目度が増す太陽光。小さな太陽電池をいくつも並べてパネル状にした発電装置が、太陽光パネルです。かつてこの太陽光パネルの生産で、日本は世界のトップでした。
2000年代前半ごろまで、国別シェアで日本は断トツ。その主要メーカーはシャープ、京セラ、三菱電機などでした。しかし2000年代後半になると、次第にドイツやアメリカなどの欧米メーカーに市場を奪われました。さらに最近では中国メーカーが首座に躍り出ているため、欧米メーカーも苦戦を強いられています。
記事には、こうした太陽光パネルをめぐる世界市場の競争の厳しさがあらわれています。いまでは中国や欧米の影に隠れている日本メーカー。いつか再び、世界の最前線に復活できる日は来るのでしょうか。
2024/11/21 更新
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