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2016年12月13日

コンビニはレジ革命の時代へ

流通

コンビニの人手不足、ロボットが解決 「レジロボ」登場

 ローソンとパナソニックが、コンビニで支払額を自動で計算し、袋詰めもしてくれる新型レジ機「レジロボ」=写真=をつくりました。来年後半からは一部のローソンで実用化されます。アメリカでは、レジそのものがないコンビニが登場しています。コンビニ業界は人手不足が深刻です。レジを無人化する動きが進んでいます。

(2016年12月12日朝日新聞デジタル)

専用かごでバーコード読み取り

 レジロボは、大阪府守口市の「ローソンパナソニック前店」で実験的に使われ始めています。お客さんは、専用かごをとって店内に入ります。商品を手にとって専用かごについた読み取り箇所にバーコードをかざします。買い物が終わると、商品の入った専用かごをレジのかご置き場に置きます。すると、料金が自動で計算され、品物は自動で袋詰めされます。お客さんは料金を払って、袋をとって店を出ます。

(写真は、レジロボをPRするチラシです)

アマゾンはスマホに集約

 アメリカでは、アマゾンがレジのないコンビニ「Amazon Go」を展開すると発表しました。お客さんはゲートにスマホをかざして店に入ります。商品は、棚から直接、自分の袋やカバンに入れてかまいません。カメラやセンサーが商品を検知して、その情報をお客さんのスマホに集めます。いったん手にした商品を棚に返す動きも検知するとしています。店を出るとアプリが会計をして、クレジットカードから引き落とします。
 イメージは、 YouTubeに公開されている「Amazon Go」の映像を見てください。

 アマゾンは、このレジのないコンビニをアマゾン本社の1階につくりました。今後、全米で数百店を展開し、日本を含めた海外にも進出するそうです。

万引き防止にも

 コンビニは人手不足が深刻です。働く人が集まらないので、24時間営業をやめるコンビニも出ています。このため、最終的にはアマゾンのようにレジそのもののないコンビニに向かうと思われます。ローソンも将来は商品をとってそのまま店を出られるようにする方針です。こうなると万引きしようとする人は、入店できないことになり、万引き防止にもなりそうです。

オンリーワンの仕事を

 大学生の手軽なバイト先の一つだったコンビニのレジも、ゆくゆくはなくなりそうです。IT技術や人工知能が進化すると、多くの人ができる仕事は減っていきます。生き残れるのは、「自分でなければできない仕事を持つ人」です。そうした意識をもって就活をしましょう。

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